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みんなの会 決起集会

日時 2010 3月6日 10:00−
場所 JAグリーン近江 安土支店2F


1.スーパーモーニング上映

 2月24日に放映されたテレビ朝日「スーパーモーニング」

 ”天下統一” 信長ゆかりの町 泥沼合併騒動で町が二分
 の録画を鑑賞した。



2.白木代表挨拶

 先月2月14日に、我々が署名を集めて請求した安土町議会の解散が決まった。まずは、いわれない解散を受け入れた合併反対派の4人の(前)議員に敬意を評したい。3月14日の選挙には絶対に負けられない。

 一昨日、安土町が実施したハガキアンケート結果が公表された。結果は有効回答の6割以上、4000人を超える人が「合併反対」であった

 この数字を持って我々は今回の町議会議員選挙に臨む。

 合併推進派勢力は、根も葉もない噂を流すなど、非常に汚い手だてを使ってくるだろう。我々とは何の縁もなく合併反対を標榜している候補予定者もいるようだ。我々の住民投票を求める署名活動に始まる長い長い戦いに何の手助けもせず、我々の議会解散運動にも全く係わらなかったのに、合併反対を訴えて「みんなの会」の候補と同列に並ぼうとしている。これは有権者の目を惑わせる危険な兆候だ。

 我々は4000人超の意見をバックに戦うが、この4000人の票を単に分割するのではなく、署名をしてくれなかった人にも、未だに合併賛成という人にも、合併の不合理さを理解して頂いて、相手陣営の票を取るという攻め方をしなければ意味はない。
 
 デマや中傷に惑わされず、堂々と政策を訴えてほしい。



 我々は、これまで出来る限りのことをしてきた。後一度、この町議会議員選挙に勝って、絶対に合併反対議決を上げて貰わなければならない。そうすれば

 ・合併反対派町長
 ・合併反対の議会の議決
 ・合併反対多数の住民意向調査結果

この3種の神器が揃う。

 民主党は、「民意を第一に政治を行う」と訴えて、昨年夏の衆院議員選で政権をとった。これ以上ない民意を突きつけて、その公約を実行しなければ鳩山政権の真価が問われることになる。

 人事を尽くして天命を待つ。

 第二次世界大戦の敗戦で米国統治となった沖縄は、沖縄住民の民意で国際条約を変更させて日本に復帰した。国際条約でも民意で書き換えることができる。それが民主主義だ。

 我々、安土の運動を日本の良心が見守っている。胸を張って堂々と安土住民最後の戦いに勝利しよう。


3.町議選に向けてのメッセージ

寺田みき(衣笠台)

 「みんなの会」の運動が、かくも力強く、今日まで続いてきたのは、町民の皆さんの合併に対する熱い思いがあったからに他なりません。一度も民意を聞かかれないまま有無を云わさず進められた合併に対して町民の多くが納得されなかった結果でもあります。
 先日行われた住民アンケート、合併期日が目前に迫っているにもか4000人以上の方が「合併反対」に投じました。これは大変に大きな事だと思います。

 今ここで、この運動を、また皆様の熱い思いを終わらせることは絶対に出来ない、さらに安土を守rぬくにはどうしたらいいのか、今までの一連の運動を通じて皆様の思いを、何としてもつないで行きたい、行かなければならないと通説に感じたのです。

 私は、このような所に立つ者ではないことを、誰よりも自分が一番よく解っております。自分を見れば足がすくむ思いです。しかし、皆様の安土に対する熱い思いをつなげるために、ここに立っております。


 安土には本当にきめ細かいサービスが色々とございます。それらの多くは安土独自の施策でもあります。そのひとつにシルバー人材センターのミニデイサービスがあります。地域でお年寄りの楽しみとなっているものです。これも合併と同時に無くなるということです。利用者の方が「大変、残念だ」とおっしゃっていました。この制度は、やっと軌道にのったところでもあり、これには合併賛成の人もビックリしておられたということです。このように安土のきめの細かいサービスが、合併によって消されていく。その実体を目の当たりにしているところです。

 地域のサポート無しには子供も大人も安心して暮らせるはずがありません。私も子供二人を育て。地域との関わりがどれほど大きく大切かということは身を持って解っております。私は、母として、主婦として、また地域に係わる一町民として、譲れない物は譲れないと声を上げていきたいと思っております。

 今朝、こちらに来る前にも一つ残念なニュースを耳にしてきました。社協のボランティコーディネーターと職員さんとの2名が、合併により来年度以降の予算が取れない、ということで解雇と、夕べ通知を受けたとのことです。  行政ではなかなか手が届きにくい細かな部分を、住民が助け合って住みよい暮らしよい生活を築いていくというのが地域の活動というものです。今回のこのニュースは、合併により行政組織が大きくなるとさらに細かな部分に目が届かなくなり、弱い立場の者への配慮が無くなっていってしまうという見本のように思えます。とても残念で腹立たしさを感じます。なんとしても、みんなが願う安土をつくって行かなければならないと思っております。


大林よしたか(東老蘇)

 東老蘇の地区推薦という形で町議会に送った大林輝男(前)議員が、配置分合議案(合併)に賛成し、安土町と近江八幡市の合併が決められてしまった。手をこまぬいていたわけではない。議決前には大林町長(当時はみんなの会代表)や役場OBの方々とともに、夜中の二時まで大林輝男(前)議員を説得しに話し合ったこともあった。合併に反対しろという訳ではなく、住民の声を聞くまで(町長リコールの白黒がつくまで)採決を延ばしてくれとお願いした。彼は「解った。悪いようにはしない」という返事をしたので、なんとかなるのではと期待したが、結果的には裏切られてしまった。大変に残念であり、かつ許せない事である。

 私は、観光協会の役員という半公務員的な立場であったので、表向き、合併反対の運動に積極的に参加することが出来なかった。今日まで随分と悩みもしたが、大林町長の地元でもあり、強い勧めもいただき決断するに至った。


 観光にかかわる仕事をしていて感じていることがある。

 近江八幡の観光客は 年間200万人、一方の安土は年間60万人と発表されている。しかし、これは数字のマジックであり、意図的に水増しした数字であると私は睨んでいる。八幡堀に訪れる人、日牟礼八幡宮の参拝客、種屋の買い物客、ロープウェイの乗客、200万人という数字はこれらを足し合わせた数字、つまり一人の観光客を何重にも数えているのである。

 近江八幡は、合併すれば、この200万人が安土にも流れるから、安土の観光業も発展すると主張しているが、実体は逆だ。

 安土に観光に来る人は、とにかく歴史を愛している、安土が好きだ、という人が来ている。その人数が年間60万人で、中身が違う。

昨年から、映画「火天の城」のお陰で、安土は非常に賑わっている。しかし近江八幡の観光関係者の関心は薄く、全く安土を無視したかのような進め方で観光に関する調整も勧められている。むこう1〜2年で安土の観光協会事務所も無くなりそうな雰囲気である。自治体名が消え、情報発信の拠点である観光協会事務所が消えてしまえば、安土は寂れ、やがて忘れ去られてしまうだろう。
 観光業に携わる立場からそういう危機感を強く強く感じている。合併中止に向けて精一杯のことをやりたいと考えている。


藤井みちお(内野)

 私は2期、町議会議員を務めさせて頂いてきた。6年前、まだ安土・五個荘・能登川の三町合併が検討されていた頃、内野地区は合併賛成多数であった。そんな中、私は安土町議会に送り出して頂き(無投票)、賛否容認の立場で議会に臨んでいた。2期目は近江八幡との合併反対、自律の町作りを訴え合併反対を貫いてきた。近年の議会便りでの自分の発言ページのタイトルを並べてみると合併に関する話題ばかりである。

 津村(前)町長は、元々は広域合併推進論者であったが、平成19年6月から路線変更し自律の町作りを訴えるようになった。それがここに来て急に近江八幡との合併に走り出した。私は一期目は与党であったが、2期目は野党になり津村(前)町長本人に、今回は応援しないと告げ、合併に関して争ってきた。

 津村(前)町長の過去の得票数は以下の通り、

   2003年9月7日 有権者9592人 投票率 69.36%
   津村孝司 3743票    仙波秀三 2834票

   2007年9月9日 有権者数9705人 投票率58.96%
   津村孝司 3424票    片岡好夫 2183票

 2期目の得票数は有権者の35%程度にすぎない。しかし、津村(前)町長は、自分の当選で民意を得たとし、以後、合併を推進した。平成19年12月には、合併ありきの副町長が県から派遣されてやってきた。平成20年6月には、合併枠組み無しで住民懇談会に入った。
 津村(前)町長は「偽りのシミュレーション」結果を示し、合併しなければ町財政が破綻し、夕張市のようになると住民の不安を煽って合併を勧めようとした。私を含め合併反対の4人の議員は町長室に行き、合併を急ぐなと申し入れ、激論になった。津村(前)町長はこのままでは夕張になると譲らず、最後は書類を机にたたきつけて「町長室から出て行け」となった。

 御承知の通り、その後町長は「合併賛否を問う住民投票」の直接請求を、議会で否決させ、その結果招いたリコール署名・解職投票で失職し、出直し町長選にも出れなくなった。

 我々は、新町長を当選させたわけだが、それでもまだ合併推進6議員が執拗に妨害し、大林(新)町長が、民意を確認するために行おうと提案した住民投票条例案、住民アンケート予算(2回)を否決。遂に我々は議会リコールにまで踏み込み、2月14日の議会解散に至ったわけである。


 私は過去3回、議会の自主解散を提案し、「合併賛成派も反対派も、それぞれの政治生命をかけてやってきた。議会を民意にはかろう」と訴えてきたが、合併賛成派からは「辞めたいヤツは、勝手に辞めろ」との返答であった。安土町議会は情けないことに身の処し方すら、自分では判断出来ず、民意の直接請求で要約解散となった。
 出直し町議選で新しい議会を作ろうではないか。3月21日の合併期日は決められており、安土町議会議員としての任期は一週間しかないが是非とも大林(新)町長が提案する「合併中止議決」を成立させたいと思っている。

 冒頭のテレビ(スーパーモーニング)にあったように、合併中止議決を県にも、国にも上げ、
 安土住民の意思を原口総務大臣に差し出し、政治的英断を求めようと思う。

 反対多数と出たアンケート結果は、既に県に届けようとしたが、琵琶湖放送でも放映されたように、知事はアンケート結果を携えていった大林町長には合わず、「アンケート結果は静観する。新市になってがんばってください」とのコメントであった。、

 是非とも、今回の選挙で14日には合併反対の新しい議会を誕生させ、「みんなの会」事務所で万歳をしたいと考えている。


日岡正光

 今回の町議会議員選挙は大事な選挙である。これまでの議会は、住民のみなさんの意見を聞かず、津村(前)町長や背後の近江八幡市が提示する資料の中身についても何の検証もしていない。合併に関する正しい資料を住民に示さずに、「補助金が減る、財政破綻するという間違った資料提供で住民の不安を煽りたてる、という卑怯なやり方である。このようにして民意と離叛した合併を強引に進めた6人の議員を許すことは出来ない。


 住民の怒りは日増しに増え、爆発しようとしているのに、彼等は「合併は覆せない」を返し言葉にして議会リコールを妨害してきた。こういう中で合併期日を迎えようとしている住民は非常に不幸だ。今現在も新市に向けての協議すすめられているが、まだ完了していない。新設合併、対等合併というが、それは合併期日まで。合併後は数の論理で近江八幡主体で進んでいくことになる。

 私たちは昨年秋に大林町長を当選させ、町行政に民意を吹き込もうとしたが、大林町長が提案した住民投票条例案や住民アンケートの費用を、合併推進派議員多数の議会はことごとく3回も否決した。大林町長を支えてきたが、議会体制を逆転しないとダメだ。

 八幡との合併により、住民負担は目白押しに増える。サービス低下や住民被害は最小限に食い止めなければならない。安土の良さを守り、さらにそれを伸ばしていくために、住民の皆さんの幸せに過ごせる住みよい町づくりのために、働かせて頂きたいと思っている。


井上さゆり(大中)

 安土町が先日実施したハガキアンケートにより住民はようやく意志を示すことができ、近江八幡との合併は住民理解を得ていないということが明白になりました。

 橋博議長はじめ、合併推進6議員の責任が問われるところであります。今、大林町長のもとで、合併の実体が明らかになってきています。安土の施策がどんどん消されています。対等とは名ばかり、中身は正に吸収合併です。

 合併で消される施策は、みんな生活に密接に関連することばかりです。安土の施策を廃止し、近江八幡のしきたりを押しつけようと云う実体がありありと見えてきています。

 乳幼児のヒブワクチンの予防接種、滋賀県下では長浜市と安土町だけが助成制度を持っています。この制度は安土町議会で全員一致で可決されて作られた制度です。
 安土の介護保険料は滋賀県下では一番低いのです。何故かというと、安土は在宅介護が中心になっているからです。介護施設を使うと、どうしても費用がかさみ、結果として介護保険料が上げざるを得なくなってしまうのですが、安土では在宅介護を支援することで、結果的に介護保険料を安く維持しているのです。在宅介護支援策としては、紙おむつへの助成が行われています。


 安土では課税世帯、非課税世帯を問わずに助成しているのですが、近江八幡市は非課税世帯にしか助成していません。合併後は近江八幡の制度に合わせることになり課税世帯への助成が無くなります。因みに安土で助成を受けている非課税世帯は3軒、課税世帯で助成を受けているのは50軒です。つまりこの50軒分の助成がなくなり、たった3軒だけになってしまうのです。安土の紙おむつの助成制度は、住民からの請願を全会一致で採択して作られた制度なのですが、それがかくも簡単に消されてしまうのです。

 ミニディサービスも地域の予防活動の一環と位置づけて進められてきた施策ですが、これも3年後に打ち切られてしまうことになっています。安土の良さがどんどん消されていくのは我慢出来ない悲しいことです。

 合併の、こういう実体が今、次々と明らかになっています。それをなんとかして取り戻したいのです。

 合併推進派の橋議員(議長)、深尾議員は、合併協議会に安土の代表として出席しているのに、こういった安土の施策を守るために、何一つ発言していません。

 善住議員と保知議員は、合併調査特別委員会の委員長と副委員長なのですが、安土町議会の中で合併協議の内容について、安土の良さが消されていくという実体について全く報告していません。合併調査特別委員会は昨年8月27日に一回開かれただけです。住民代表としての議員の務めを全く果たしていません。

 これほど、町民に望まれない議員が、出直し町議選に出馬するなどもっての他です。町議会議員の役割、立場を理解しているとはとても思えません。町民の声を聞かなかった議員を許すことはできません。彼等にはお引き取りを願い、住民運動の総仕上げとして、安土を取り戻すための町議会議員選挙を歴史に刻み込みたいと思っています。


西川与平(下豊浦)

 今日の滋賀報知新聞をご覧になられただろうか?今の安土のこの事態、もっと早い段階で住民投票が行われていたなら避けられたはずだ。「民意を問え」と、みんなの会が訴えた時に、津村(前)町長と議会が、その声を受け止め、住民投票が執行されていれが安土はここまで混乱することは無かったはずだ。

 もう一点申し上げたいのは、合併推進派が何故、合併相手に近江八幡を選んだのか?ということだ。

 安土は一般家庭ゴミの処理、屎尿処理、消防などを 竜王町、日野町、東近江市の1市3町で行政組合(八日市布引ライフ組合)を作りこの4自治体がスクラムを組んで住民生活を守ってきた。

 何故?近江八幡市は、その中に入ってこないのか?

 昨年末、近江八幡市の冨士谷市長がこう云った。「安土がゴミと屎尿の山になる」と。実体はどうだ? 近江八幡こそ、ゴミの山になる危機に直面しているではないか。
 現行の施設は耐用年数を超え、用地も契約年数を無理に延ばして、なんとか運営している状態だ。浅小井に計画していた新しいゴミ処理施設は行き詰まった。元々馬淵地区に作ろうとして行き詰まったから浅小井に持ってきたにもかかわらずだ。ゴミ処理施設は用地探しから出直さなければならない状態になっている。

 (近江八幡市は下水普及率が低いので屎尿処理施設は必需なはず、その)屎尿処理施設は、とうに機能していない。今現在、近江八幡市の屎尿は八日市布引ライフ組合の施設に持ち込んで、費用負担して処理して貰っている有様だ。

 これが現実である。なぜ、そういう近江八幡を合併相手に選んだのか?。仮に合併するとしたら結びつきの強い行政組合を組んでいる相手の方を選ぶべきだろう。


 合併内容の詳細が詰まってきている。井上さんが先に述べたように、安土独自の住民サービスがどんどん着られていく。ヘルメットの無償支給が無くなり保護者の負担となる。高齢者への施策、福祉、農業、商業、観光、それぞれに持っていた安土のきめ細かな施策が切られて行く。

何故か? 近江八幡にそういう施策が無いからだ。安土は小さい財政ながら、出来るだけのことをやってきた。安土より規模の大きい近江八幡が、何故そういう施策を実施出来ないのか? そのオカネは何処に消えているのか? 自治体規模が大きくなれば、住民サービスが良くなるという合併推進の宣伝が偽りであることがよく解るだろう。

新しい議会では、大林町長とスクラムを組んで合併中止議決をあげていただく。たとえ合併が覆せなくとも、この決議が次の運動につながる。安土住民の意思はアンケートで示せた。次は議会として合併反対の意思表示をする番だ。

 その議決を背景に、新市議会(近江八幡20議席、安土10議席という配分)にて近江八幡側ときちんと協議する。そういう議決を背景にすすめることが大切だ。安土の良い施策を切るのではなく、近江八幡でもそういう施策を作ろう、という主張をして行く。それは近江八幡市民にも歓迎されるだろう。

 住民こそ主人公である。住民が犠牲になるのは許せない。
 是非とも新しい議会では民意をくみ取り、住民の暮らしの破壊を食い止めてほしい。


4.大林町長のメッセージ

 今日の「みんなの会 決起集会」に、たくさんの方にお集まり頂いた。大変心強く感じている。

 昨年秋に町長に当選させて頂いた。任期は126日間だったが残すところ後15日となった。この間のみなさんの応援、協力には非常に感謝している。みなさんの期待が大きく、全てに応えきることはできないが、なんとか今日まで活動させて頂いた。残り少ない期間だが、いっそう御支援をお願いしたい。

 この機会に最近の動向を報告しておきたい。

 ご存知の通り、合併推進派の住民(元議員))から住民監査請求を受けることになったが、やっと実施出来ると云うことで専決処分で住民アンケートを行った。合併賛成派は「無駄だ」と主張するが、無駄かどうかは住民の皆さんが判断することだ。

 津村(前)町長と合併推進派多数の議会が拒み続けてきた住民アンケート。結果がいかにあろうとも告示はかわらない。だから無駄だ。無駄なオカネを使う町長派けしからん、というのが住民監査請求の主旨だが、住民は本当にそう思っているのだろうか、住民は本当にそう思っているのだろうか。回答率66.72%、4158人が合併反対と、しっかり意志を表明してくださった。これは大きな力になる。


 今、近江八幡市と職務執行者について協議している。3月21日で冨士谷市長も、私(大林)も失職する。新市の市長選まで市長が不在になるため、その間の事務を勧めるための職務執行者を誰がするか?ということだ。冨士谷市長は、

 「大林町長は合併反対の立場であり、合併協議会にも欠席した。よって執行者にはなりにくいだろう。だから私がなる。4月2日までは私が職務執行者を務め、その後は総務部長に任そうと思う」

 と主張している。4月25日に新市の市長選が予定されているから、立候補するつもりの冨士谷市長は、途中で退かなければならない訳である。私(大林)は、

「合併期日から4月25日まで、きっちり務めることができるなら任せても良いが、途中で辞める位なら最初から私が職務代理者になろう。」

と主張して火花を散らせている。対等合併だから、どちらにも権利があると云うと、こともあろうに冨士谷市長は

「対等合併の対等は、合併するまでの話だ」

と返してきた。3月21日以後は対等ではないとハッキリ言い切っているのだ。明らかに安土など眼中に無しという感じだ。

 東近江行政組合(消防、救急)は年間25億円の費用を使っている。安土町は9000万円負担している。その中で積み立てたオカネがあり、2年ほど前から各構成自治体が返却せよと要求し、近々返金されることになっている。八日市の取り分は4億9000万円、近江八幡は1億3500万円、安土町には9000万円が帰ってくる。大きな金額だ。その返還日が合併期日後の3月23日だという。

 なぜ合併前に返さないのか。他市町からも同情の声が上がったが、東近江行政組合の管理者でもある冨士谷市長が押し通した。万事がこの調子、これが近江八幡市長のやり方である。合併して安土住民が幸せになるとは思えない。

 竹下内閣の時に各自治体に1億円を配るという「ふるさと創生基金」というのがあった。安土も1億円もらった、少し使ったが、利息などもあり、現在9400万円が残っている。使えば良いのにと思うのだが、津村(前)町長は近江八幡への土産ばかり残してくれている。

 昨日(3月5日)、住民アンケート結果を持って県庁に行った。急なことだったので知事とのスケジュール調整も出来ていなかったのは確かだが、県議会が始まる9時半より前ならなんとかなるだろうと、押しかけ、面会順で2番目になるまで待ったが、結局、直接合うことは出来なかった。アンケート結果を知事がどう受け止めているか、どうしても知事から直接聞きたかったのだが。

 元々、合併には県が深く関わっている。安土にも県から副町長が派遣されていたが、近江八幡にも同様に県職員が派遣されている。知事が私に会うことを拒否したのかどうか、それはハッキリとは解らない。月曜日(3月8日)には、再び総務省に行き、このアンケート結果を伝えるつもりだ。

 企業の経営者に、企業にとって大事な者は何か?と問うと、多くの人は「人材」だと応える。

 議会も人材が大事だ。いいかげんなのを議員に出すとえらいことになる。ほとんど仕事をしない議員や、向こう側べったりの議員を何人抱えていてもしょうがない。

 すぐれた人材による、民意を映す、新しい議会が誕生することを願っている。


5.ガンバロー三唱






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