The aliance for conservation of Azuchi community
L'aliance per la conservazione della comunita di Anzucci

守ろう安土・みんなの会

up date 2010.04.25.

安土町 合併騒動史 年表

平成の合併政策に翻弄された安土町と滋賀県東近江地域自治体の記録

3段階分類五段階分類期間
前史 合併騒動前史
   (明治の合併〜昭和の合併〜1999年)
 
第1次合併騒動 第一次合併騒動
  (安土・能登川・五個荘 3町合併)
 平成11(1999)年4月
  〜平成15(2003)1月
 第二次合併騒動
  (安土・能登川 2町合併)
 平成15(2003)年2月
  〜平成15(2003)11月
第2次合併騒動 第三次合併騒動
  (蒲生郡+近江八幡市→安土町+近江八幡市)
 平成15(2003)年12月
  〜平成16(2004)4月
    単一町政模索期 1 平成16(2004)年5月
  〜平成16(2004)12月
 第四次合併騒動
  (再び 安土町+近江八幡市)
 平成17(2005)年1月
  〜平成17(2005)6月
    単一町政模索期 2 平成17(2005)年7月
  〜平成18(2006)5月
第3次合併騒動 第五次合併騒動
  (三度目の 安土町+近江八幡市)
 平成18(2006)年6月
  〜平成22(2010)3月


安土町 合併騒動史 年表

平成の合併政策に翻弄された安土町と滋賀県東近江地域自治体の記録

明治の大合併
年号・
西暦年
月日
安土町の動向
社会動向・近隣自治体の動向
慶応3年
(1868年)
 
旧暦12月9日(西暦1月3日)   明治維新
明治4年
(1871年)
8月29日
廃藩置県。府県制度が設置される。当初は3府302県、直後に整理され3府72県。
明治21年
(1888年)
6月13日
      内務大臣訓令第352号にて市制町村制が施行され、近代的地方自治制度が整う。それまでの町村は江戸時代から引き継がれていた自然集落そのままであったが、同訓令に示された行政(教育、徴税、土木、救済、戸籍等)目的に応じた規模(約300-500戸)を標準として全国的に町村合併が進められた。      
明治22年
(1889年)
4月1日
蒲生郡内に安土村、老蘇村が成立。
昭和の大合併
年号・
西暦年
月日
安土町の動向
社会動向・近隣自治体の動向
昭和22年
(1947年)
4月
安土村立安土中学校
老蘇村立老蘇中学校
 
昭和23年
(1948年)
8月17日
金田村・桐原村・安土村組合立 蒲生第一中学校
武佐村・市辺村・平田村・老蘇村組合立 蒲生中学校
 
昭和29年
(1954年)
4月1日
安土村と老蘇村が合併し、安土町が発足。初代町長:梅井孫三郎?
4月20日
安土町立安土中学校 創立(木造校舎)?
昭和30年
(1955年)
1月1日
安土町の一部(旧老蘇村の東端にあたる清水鼻地区)が安土町から分離し、五個荘町の一部となる。
第2代町長:福本治三郎、老蘇幼稚園創設
神崎郡旭村、南五個荘村、北五個荘村と安土町の一部(清水鼻地区)が合併し、神崎郡五個荘町が発足。
昭和31年
(1956年)
 
国鉄東海道線電化。 
昭和32年
(1957年)
 
大中の湖干拓事業開始(S32-S43年)
安土幼稚園創設
 
昭和33年
(1958年)
3月29日
 安土中学校(旧)円筒校舎竣工。建築界からは絶賛され、全国から見学者を集めたが、生徒には不評だった。 
高度経済成長期 − バブル経済期 − ポストバブル期
年号・
西暦年
月日
安土町の動向
社会動向・近隣自治体の動向
昭和37年
(1962年)
 
第三代町長:辻井伝三郎 
昭和38年
(1963年)
 
第四代町長:北林織之助 
昭和39年
(1964年)
 
安土町社会福祉協議会発足東海道新幹線開通、東京オリンピック
昭和40年
(1965年)
3月29日
「市町村の合併の特例に関する法律(合併特例法)」(昭和40年法律第6号)
10年の時限法だったが、10年ごとに延長され2010年まで存続。
昭和41年
(1966年)
 
大中入植開始 
昭和42年
(1967年)
 
第5代町長:小杉泰男 
昭和43年
(1968年)
 
大中の湖干拓事業完成 
昭和44年
(1969年)
 
県立営農大学校開校 
昭和45年
(1970年)
 
"乳幼児検診開始
県立近江風土記の丘資料館開設"
大阪万国博覧会
昭和46年
(1971年)
9月12日
"安土町 町長選挙
 小杉泰男 3191票
 西川與平 1160票 投票率 77.5%"
 
 
安土ニュータウン住宅開発開始 
昭和47年
(1972年)
 
江ノ島住宅開発開始 
昭和48年
(1973年)
 
十六団地、加賀団地開発開始 
昭和49年
(1974年)
 
県立農業試験場完成 
昭和50年
(1975年)
 
「市町村の合併の特例に関する法律(合併特例法)」10年延長。
9月14日
安土町 町長選挙
 小杉泰男 3160票
 玉木庄治郎 1837票 投票率 84.6%
 
 
十七団地開発開始 
昭和54年
(1979年)
9月9日
安土町 町長選挙
 辻 悦蔵 3116票
 玉木秀雄 2966票 投票率 86.92%
 
昭和58年
(1983年)
9月11日
安土町 町長選挙
 辻 悦蔵 3796票
 玉木秀雄 2624票 投票率 86.44%
 投票前日に辻支持者(不動産業「常陽興産」の石川代表」)が右翼街宣カーに応援要請
 
昭和59年
(1984年)
6月15日
安土中学校現校舎竣工、 
昭和60年
(1985年)
4月
「市町村の合併の特例に関する法律(合併特例法)」10年延長。
    適用対象を指定都市に拡大
    地方債配慮規定の追加。
昭和62年
(1987年)
9月6日
安土町 町長選挙
 辻 悦蔵 3876票
 北川隆敬 1907票 投票率 76.72%
 
平成3年
(1991年)
9月8日
安土町 町長選挙
 辻 悦蔵 3216票
 山梶元吉 2522票 投票率 68.27%
 
平成4年
(1992年)
4月20日
 スペインにてセビリア万博開催。日本から安土城天主最上部の実物大復元模型が出展される。後日、安土町が引き取った同模型の展示のために「安土城天主信長の館」が建築される。 
11月1日
滋賀県立安土城考古博物館 
平成6年
(1994年)
5月10日
音楽ホール「文芸セミナリヨ」開館(オルガン設置は翌年) 
平成7年
(1995年)
4月1日
「市町村の合併の特例に関する法律(合併特例法)」10年延長。
    自主的な市町村合併の推進の趣旨を明示
    住民発議制度の創設(住民が合併協議会設置の直接請求を行うことができる)
   普通交付税の合併算定替の期間延長
   議員の定数・在任特例の拡充
   国と都道府県の役割の明示
9月3日
安土町 町長選挙
 仙波秀三 3844票
 辻 悦蔵 2707票 投票率 73.27%
 
平成8年
(1996年)
10月
第41回衆議院議員総選挙にて、自由民主党、新進党、民主党が、
いずれもが市町村合併の推進を政権公約に掲げた。
平成9年
(1997年)
7月
政府「地方分権推進委員会」が合併推進を勧告(第2次勧告)
平成10年
(1998年)
 
「市町村の合併の特例に関する法律(合併特例法)」改正
    市の要件の特例の設置(4万人特例)
4月
第25次地方制度調査会が合併推進を答申
平成11年
(1999年)
 
「市町村の合併の特例に関する法律(合併特例法)改正
  住民発議制度の拡充
  普通交付税の更なる合併算定替の期間延長
  合併特例債の創設
  議員の年金に関する特例
  市となる用件の特例
  (関係市町村に市が含まれる新設合併の場合、人口要件にかかわらず市とする)
  国と都道府県の協力等の明示
4月1日
 兵庫県中東部にあった旧多紀郡篠山町・今田町・丹南町・西紀町の4町が合併し篠山市が誕生。「自治体合併による人口4万以上の市制」を全国で初適用。
4月25日
安土町 町議選挙 定数16、
立候補17 投票率 75.96%
 


安土町 合併騒動史 年表

平成の合併政策に翻弄された安土町と滋賀県東近江地域自治体の記録

第一次 平成合併騒動 (安土・能登川・五個荘 3町合併)
年号・
西暦年
月日
安土町の動向
社会動向・近隣自治体の動向
平成11年
(1999年)
8月26日
第一回 将来のまちを考える滋賀県懇話会
9月
安土町 町長選挙 仙波秀三 (無投票) 
10月13日
第二回 将来のまちを考える滋賀県懇話会
11月24日
第三回 将来のまちを考える滋賀県懇話会
12月15日
      「将来のまちを考える東近江地域懇話会(真山達志会長)」が中間報告
  A案:東近江全体(二市七町)
  B案:郡単位重視 近江八幡+蒲生郡、八日市+神埼郡
  C案:二市中心 近江八幡+安+能+五、八日市+蒲+日+竜+永
  D案:郡単位重視+愛東、湖東
      
平成12年
(2000年)
      「将来のまちを考える東近江地域懇話会(真山達志会長)」合併パターンをA案:20万都市となる東近江全体、B案:二つの10万都市からなる八日市+神埼郡と近江八幡+蒲生郡、C案:両パターンに湖東、愛東を組み入れ、にまとめた。      
3月10日
      第四回 将来のまちを考える滋賀県懇話会
 「将来のまちを考える東近江地域懇話会(真山達志会長)」A案:20万都市となる東近江全体、B案:二つの10万都市からなる八日市+神埼郡と近江八幡+蒲生郡、C案:両パターンに湖東、愛東を組み入れ、を県懇話会に報告。
      
3月27日
第五回 将来のまちを考える滋賀県懇話会
3月31日
      「将来のまちを考える滋賀県懇話会」が国松知事に八つの都市像を想定した市町村合併パターンを提案。東近江地域は八日市+神埼郡+愛東+湖東 と 近江八幡+蒲生郡      
 
「市町村の合併の特例に関する法律(合併特例法)」改正
    市の要件を4万人→3万人に緩和
4月
安土町上出地先の中部清掃組合一般廃棄物最終処理場建設決定。1市7町の一般ゴミ焼却灰を受け入れ。 
8月
      滋賀県が県下の市町村議会議員、自治会長、商工会議所など各種団体の長4211人を対象に合併に対する意識の事前調査を実施。市町村単独では行政需要に対応出来ないが半数以上、合併については6割以上は「必要」。      
11月1日
      任意研究会「東近江地域三町合併等研究会」(安土町、能登川町、五個荘町)各町の職員合計23人で発足      
11月12日
 近江八幡青年会議所が「住民参加の市町村合併フォーラム」を開催。真山達志同志社大教授が講演
11月
      滋賀県主催の県下の市町村議会議員、自治会長、商工会議所など各種団体の長4211人を対象に合併に対する意識の事前調査、最終集計結果を発表、64%が合併必要。      
12月7日
 滋賀中部政経文化懇話会第三十九回研修会、市町村合併問題に触れ
「東近江は一つを最後まで堅持すべき」と提言。
12月
当時の与党3党(自民党・公明党・保守党)が、「基礎的自治体の強化の視点で、
市町村合併後の自治体数を1000を目標とする」との方針を示す。
12月
合併特例法改正/市の人口要件を3万人に緩和
12月末
 近江八幡市の川端市長、滋賀報知新聞社のインタビューに「市町村合併問題は下準備が不足している。」と回答
平成13年
(2001年)
1月25日
安土、能登川、五個荘の3町が、リーフレット「シリーズ市町村合併を考える」を
全戸配布。研究会設置に至る経緯と今後の取り組みを解説。
1月末
 近江八幡市が竜王町との合併を模索、竜王町は積極的には応じず。
2月19日
滋賀県が市町村合併説明会を八日市アピアホールで開催。「県市町村合併推進要綱」を説明
3月18日
能登川青年会議所、三町合併等研究会が安土セミナリヨにて市政施行を
めざした合併シンポジウムを開催。真山達志同志社大教授が講演
3月26日
滋賀県が、市町村合併を視野に入れ県事務所と健康福祉センター、土木事務所を
統合した「地域振興局」(湖南・甲賀・東近江・湖東・湖北・湖西)を新設。
4月1日
任意協議会「東近江地域三町合併検討協議会」(安土町、能登川町、五個荘町)能登川町、五個荘町が合併研究係を新設
4月19日
観音正寺山、文芸の里裏手から出火し、能登川町方向に類焼。
91時間燃え続ける大規模な山林火災になる。
5月中旬
東近江地域三町合併検討協議会(安土、五個荘、能登川、三町長と議員、学識経験者らで構成)の初総会。
5月28日
  篠原駅周辺都市基盤整備推進協議会(会長・川端五兵衞市長)総会、冨士谷県議が「に九年経過したが進展なし、市町村合併と合わせ論議が必要」と活。
6月7日
 東近江東部地域行政研究会(八日市、蒲生、日野、永源寺)が講演会「21世紀・私のまちと市町村合併を考える」を開催。講師は小西砂千夫関西学院大教授。6/30に蒲生あかねでも開催。
平成13年
(2001年)
6月17日
       三町合併検討協議会開催の講演会『今、なぜ三町合併か』(能登川町やわらぎホール)講師は間山達志同志社大教授。      
7月8日
安土、能登川、五個荘3町が パンフレットagnを全戸配布。
合併の必要性、合併に伴う諸問題、合併で得られるメリットを解説
7月29日
 "埼玉県上尾市で、平成の合併では初となる
「さいたま市との合併を問う住民投票」実施。
結果 反対58.43%、賛成41.56% 投票率64.48%"
8月18日
 竜王町が市町村合併フォーラムを開催
8月20日〜
  八日市市が三町と進めてきた協議内容を示し意見を聞く「住民フォーラム」(計十八回)を市内各地区公民館などで開催。
8月
政令指定都市の人口要件を70万人程度に緩和
9月13日
第4回三町合併検討協議会にて県に合併重点指定地域指定を要請することを決定。
9月18日
安土、五個荘、能登川の三町長が、県に「市町村合併重点支援地域」指定するよう要請。
十月始めごろにも指定の可否が決定される予定。
9月22日〜
 竜王町が全集落を巡回する「市町村合併を考えるタウンミーティング」を開催
10月?日
安土、能登川、五個荘3町が県の合併重点地域に指定される(近畿で初めて)
平成13年
(2001年)
10月3日
「おしつけ合併に反対する安土、五個荘、能登川の会」発足。
第一回幹事会にて代表幹事に県労連顧問の谷本善弘氏が就任。
11月18日
老蘇多目的ホールにてまちづくり21世紀ネットが講演会開催「住民の手ですすめるまちづくりとは」講師:高橋進龍谷大教授。 
11月22日
 近江八幡市が野洲町、中主町に合併協議申し入れ
11月22日
  近江八幡市が市民の意識調査アンケートを実施、回答者の過半数が合併に賛成。その結果をうけ、近江八幡市が竜王町に合併協議申し入れ。
11月23日
安土セミナリヨにて3町合併シンポジウム開催。重点指定地域として県が共催、先進事例として香川県大川郡西部5町合併協議会(さぬき市)事務局長が講演。 
12月1日
三町合併検討協議会にて法定協議会を来年1月に立ち上げたいと提案。
新市名は「繖市」、新庁舎は能登川との噂
12月7日
三町合併検討協議会が合併講演会時のアンケートを集計。推進・慎重両論まとめる。
12月13日
  竜王町の福島茂町長、近江八幡市からの合併協議申し入れについて正式回答時期を明言せず。
12月19日
  野洲町、中主町が近江八幡の申し入れを拒否。(両町は2002年に守山市・中主町・野洲町での合併協議会設置〜廃止を経て、2004年10月に合併し野洲市に)
12月19日
三町合併検討協議会が同協議会便りに「まちづくりアンケート」を
同封し全戸配布。アンケート設問は合併ありき。
12月21日
安土町議会が法定合併協議会設置議案を可決。 能登川町議会、五個荘町議会がそれぞれ法定合併協議会設置議案を可決。
12月25日
  近江八幡市が八日市市、永源寺町、蒲生町、日野町に合併協議を申し入れる。
平成14年
(2002年)
1月4日
法定協議会「安土町・能登川町・五個荘町合併協議会」設置 当時の安土町長は仙波秀三氏
1月4日
  八日市・蒲生・日野・永源寺の一市三町が法定協議会前段となる「東近江東部地域合併協議会設立準備室」を設置。
1月
三町が合併を視野に入れISO14001認証取得にむけた全職員研修会を開催
1月9日
  竜王町が東近江行政組合(管理者は近江八幡市長)に東近江地域の合併検討を要請。竜王町長、近江八幡市長が八日市市、蒲生、日野、永源寺の4市町長に東近江地域の合併協議を要請。 
1月10日
  川端(近江八幡)市長と福島(竜王)町長が、五個荘、安土、能登川の三町役場を訪れ、東近江地域二市七町の合併検討を要請。
1月22日
  能登川町長は、近江八幡、竜王に広域合併には参加しない旨を文書回答。
1月23日
安土・五個荘・能登川 合併協議会 第一回法定協議会
東近江二市七町の広域合併協議には入らない意向を明確化。
1月30日
  八日市、蒲生、日野、永源寺が近江八幡市要望の合併協議参画を受け入れ、竜王町への参入呼びかけを検討。
1月頃〜
まちづくり21世紀ネット(3町合併反対の住民団体)会員募集活動
2月1日
  グリーン近江農業協同組合と医師会が東近江2市7町広域合併取組を望む要望書を市町長に提出。
平成14年
(2002年)
2月
 滋賀報知新聞社が紙面を通じて独自アンケート調査、287人が回答。
8割以上が合併必要。半数以上が二市七町「東近江は一つ」、
三割が現在の枠組みに満足。住民投票条例も半数が必要と。
2月
  八日市、蒲生、日野、永源寺1市3町に愛東、湖東の2町から正式に参入要請あり。
2月19日
  1市3町が4月に法定合併協議会設立し、これまでの枠組みを堅持、別途、周辺市町検討会議で新しい枠組みの検討も進め、可能なら同協議会に参入、という方向に。
2月22日
安土・五個荘・能登川 第二回法定協議会。新市の名称は公募、
新市庁舎は能登川に建設、合併期日は2004年3月31日を提案。
3月19日
安土町議会にて、津村孝司議員が「東近江は一つ」を参考に、何故3町合併なのか、町民に説明必要では?と質問。 
3月21日
  福島(竜王)町長が東近江地域一本化は難しい。当面単独を維持、と表明。
3月22日
安土・五個荘・能登川 第三回法定協議会、新設方式で合併、
新市名称は一般公募し候補選定小委員会を設置を決定。
 
「市町村の合併の特例に関する法律(合併特例法)」改正
  合併協議会に係る住民発議制度の拡充と住民投票制度の導入
  一部事務組合等に関する特例
  税制上の特例措置の拡充
    流域下水道に関する特例
4月1日
  八日市・蒲生・日野・永源寺、東近江東部地域合併協議会が発足、事務所を設置。
4月26日
安土・五個荘・能登川 第四回法定協議会、
新市の事務所の位置を、当分の間、現能登川町役場に決定
4月30日
  東近江東部地域1市3町の「市町合併枠組み検討委員会」を開催。今回で同検討委員会を解散し、新たに3市町を加えた「2市5町合併研究会」を発足することに。
平成14年
(2002年)
5月5日
 滋賀報知新聞社の独自アンケート中、AGN3町66人分を意見集約。
AGN現状維持 24% に対し、二市七町「東近江は一つ」が 70%.
5月10日
 八日市・日野・蒲生・永源寺の1市3町による法定合併協議会「東近江東部地域合併協議会」初会合開催
5月10日
 「2市5町合併研究会」初会合開催。7月中に2市5町の住民アンケート実施。
5月22日
 安土、五個荘、能登川の3町合併協議会が、新市名称募集パンフを3町内全戸に配布。
新市名称選定小委員会で候補5点を選考し8月の第8回協議会で最終決定。
5月24日
安土・五個荘・能登川 第五回法定協議会、現町議の在任期間を
一年七カ月とする案に異論。意見対立し次回への継続協議となる。
5月29日
  第二回「2市5町合併研究会」、住民説明会を六月中に実施。アンケートは無作為抽出で三割の住民へ。
6月
  近江八幡市が管理職135人にアンケート、106人が回答、合併に8割が賛成、6割以上が2市5町を支持。
6月27日
  八日市・日野・蒲生・永源寺 第三回法定協議会、論外の意見飛び出し終始紛糾。
6月28日
安土・五個荘・能登川 第六回合併協議会、三町の
町議48人の任期を1年7ヶ月と決定、賛成22反対11。
6月28日
  第三回2市5町合併研究会、合併の枠組みを問うアンケート の選択肢を決定。
平成14年
(2002年)
6-7月
安土、五個荘、能登川の3町が新市の将来像を問うアンケート、無作為抽出で
1万人に郵送、回収率は46.5%。「落ち着いて暮らせる、安全でゆとりあるまち」
7月3日
  2市5町合併研究会事務局が住民意向調査アンケートを配布開始。
7月25日
 八日市・日野・蒲生・永源寺 第四回法定協議会、新市誕生はH16年11月1日を目標。
7月26日
安土・五個荘・能登川 第七回合併協議会、新市名称候補一位「安土市」
 二位「きぬがさ」、三位「あづち」、四位「繖」、五位「近江安土」、六位「東近江」
7月29日
  第四回2市5町合併研究会、7月実施の住民アンケート結果報告。1市2町は民意を反映、1市3町はバラバラ。会長が辞任し、結論は先送りへ。
8月1日
  八日市商工会議所が2市5町の合併枠組について八日市と懇談会。論議の中心は八日市が近江八幡と一緒になるか、ならないか。
8月12日
  1市3町首長議会代表者会議。八日市が2市5町に難色、 3町は2市5町を支持。
8月中旬
安土・五個荘・能登川合併協議会が「合併協だより第七号」と「アンケート特集号」を全戸配布。
8月22日
  八日市、蒲生、永源寺、日野 1市3町の第2回首長・議会代表者会議。八日市の中村市長が折れ、2市5町へ拡大する方向でまとまる。
8月23日
安土・五個荘・能登川 第八回合併協議会。「安土市」は、三町合併方針規定「既存の名称を使わず、新たに制定する」に違反すると指摘。小串勲五個荘町長が「公平を旨とし、申合せ事項等を見落とすことなく厳守する姿勢が大切」と延べ不快感を示す。
平成14年
(2002年)
8月28日
  住み良いふるさと日野をめざす町民の会が、一市三町間の合併協議を白紙に戻すよう日野町議会議長宛に誓願。
8月30日
       東近江行政組合2市7町の市町長が会合、中村(八日市)市長が「愛東、湖東町を含めた東近江は1つ」を呼びかけ。五個荘は前向き、能登川は反発、安土は慎重姿勢。      
9月2日
  日野町民11355人分の署名を奥野(日野)町長と岡議長に提出。
9月8日
  八日市、蒲生、日野、永源寺 1市3町首長・議会代表者会議。2市5町に八日市市長は理解示すが、八日市議長が慎重姿勢。、結論持ち越しへ。
9月13日
 安土・五個荘・能登川 3町の社会福祉協議会による「第1回合併協議会」開催 八日市、蒲生、日野、永源寺 1市3町首長・議会代表者会議。全員一致で1市2町参入を認め、2市5町に。
9月17日
  日野町議会の合併問題特別委員会が、先月28日に「住み良いふるさと日野をめざす町民の会」の合併白紙請願を不採択。
9月19日
  第5回2市5町合併研究会、1市3町首長・議会代表者会議が2市5町で合意したことを報告。研究会が先か、協議会が先かで議論
9月21日
 安土町議会にて津村孝司議員が3町合併の枠組みの見直しについて質問。仙波秀三町長は枠組みを見直す考えのないことを明言。 
9月26日
  第6回(最終)2市5町合併研究会 2市5町で法定協議会の立ちあげを目指すことを決定。
9月27日
安土・五個荘・能登川 第9回合併協議会 投票で新市名称「安土市」に内定。
平成14年
(2002年)
9月27日
  八日市・日野・蒲生・永源寺の一市三町による第5回(最終)法定協議会。来年から2市5町で再スタートすることを確認。
10月中旬
 安土・五個荘・能登川「合併協議会だより第九号」を全戸配布、
第九回会合(9月27日)で決まった新市名「安土」等を記載。
10月16日
  八日市市、蒲生、永源寺、日野、近江八幡、愛東、湖東 2市5町合併準備会議の初会合。2市9町への取り組みを論議。「東近江は1つ」に認識のズレ
10月21日
 行政組合(八日市、安土、五個荘、能登川、竜王)定例会の終了後、中村(八日市)市長が出席者に「東近江が1つ」への理解を呼びかけ。仙波(安土)町長は3町合併の枠組みを変えない旨回答。 
11月4日
 安土町無所属議員3人の会派「ニューウェーブ」(津村孝司代表)が新聞折り込みで合併アンケート。3町合併か東近江かを問う。25日〆切 「五個荘町区長連絡協議会」にて小串(五個荘)町長が3町合併か東近江かを問う住民アンケートを提案して了承を得る。
11月7日
  2市5町の議長懇談会。2市11町の議長間で合併について話し合う場を持つことで合意。
11月11日
  能登川町、3町合併に向けての職員研修会を実施。
11月13日
 安土町、老蘇会場で「3町合併・住民説明会」3町合併、広域の両論在り。行政主導の合併に批判。住民アンケートは?の質問には回答無し。 
11月16日
  能登川町で「3町合併・住民説明会」開催。住民アンケートは?の問に杉田町長は「毛頭考えていない」と回答。
11月19日
"2市11町の第2回議長懇談会 愛知川、秦荘は 「まず愛知郡4町で話し合いを」と欠席。 安土、能登川、五個荘、竜王は参加。話し合い継続を合意。"
11月19日
  2市5町(近江八幡、八日市、日野、蒲生、永源寺、愛東、湖東)の第2回合併準備会議。今後10年間の財政試算、合併しなければ209億円赤字、合併すれば17億円黒字
11月下旬
       「まちづくり21世紀ネット」が住民投票条例制定を求める直接請求書名を提出。署名者数は安土町1913人、五個荘町535人、能登川町827人。各町ともに請求に必要な有権者の五十分の一を確保。住民投票自体は3町合併破綻により立ち消えになった。      
11月23〜24日
 五個荘町で「3町合併住民説明会」開催。、安土町から参加の社会福祉団体関係者が「『安土市』では吸収合併を連想、(みなさんは)それで良いのか?。東近江が1つなら福祉行政はより安定する」と発言。会場は唖然と。
11月24日
 近江八幡市長選、川端五兵衞氏が無投票当選
平成14年
(2002年)
11月28日
  五個荘町住民アンケート、区長を通じて町内約3700所帯に配布。1所帯1通で、12月7日までに回収、10日以降に結果判明。合併に民意を反映するがアンケート結果は、決定ではないと。
12月12日
  五個荘町住民アンケート、回収率72.12%、3町合併28.70%、2市5町46.69%、どちらでも16.24%、その他8.37%。五個荘町議会は3町枠組みを見直し、2市5町へ参画を決議、同時に3町合併の是非を問う住民投票も可決。
12月13日
       五個荘町長が安土町長、能登川町長に3町合併からの離脱議決に至った経過を報告。杉田(能登川)町長は2町継続か2市5町参入か町民意向を問いたいとの考えを示した。仙波(安土)町長も3町合併破綻を認識。      
12月中旬
 津村孝司会派アンケート集計結果。広域合併67.5%、三町合併12.4%、合併しない15.8%。ただし回収数は僅か234通。(2003年2月にも会派チラシ発行) 
12月18日
  第4回2市5町合併準備会議、八日市市長の要請により2市5町合併協議会設置議決を見送り。
12月20日
 日野町議会が2市5町合併協議会設置を可決。
12月20日
 蒲生町議会が2市5町合併協議会設置を可決。
12月
  八日市にて合併枠組み論議が再燃、2市5町に疑問。住民アンケート結果(2市5町合併研究会)
【1市3町】1市3町30.92%、1市5町27.24%、2市3町8.18%、2市5町15.19%
【近江八幡市】2市5町26.99%、2市3町16.78%、加わらない25.39%
【愛東・湖東】1市5町66.23%、2市5町8.0%、加わらない22.41%
12月
  八日市市内の動き、
12/05「(市町村合併を)民意で進める会」(代表・山田正次郎元市長)から2市5町を見直す請願、
12/11玉緒地区、12/18建部地区、12/19御園地区の自治連合会から2市5町見直しの要望書。
12/26平田地区から「2市5町推進」の要望書。
12月25日
       第12回安土・五個荘・能登川3合併協議会で、法定協議会の解散を告げる「終結宣言」。
 二年をかけた住民説明でも3町合併支持は町民の三割に満たず、と五個荘町長。
(新市名「安土市」、市庁舎は能登川に内定が五個荘町の反発を買う。)
      
12月27日
安土町臨時議会にて協議会廃止議案を議決。五個荘町、能登川町の各臨時議会にて協議会廃止議案を議決。
平成15年
(2003年)
1月7日
  「住み良いふるさと日野をめざす町民の会」が合併の是非を問う住民投票条例の制定を求める署名活動を展開に先立ち説明会を開催。10日から署名活動開始。
1月
  滋賀県が、県内各市町村の合併の取組を総合的・計画的に支援するための「滋賀県市町村合併支援プラン」を策定。
1月15日
  第5回「2市5町合併準備会議」2市5町枠組み議決、1市5町は既に議決したが、八日市のみが継続審議。
1月中旬〜下旬
  八日市市内70会場で住民説明会、2市5町枠組みについての住民意見集約へ。近江八幡市との合併希望は少数。
1月26日
 五個荘町長選 滋賀県初の女性首長
 当選 前田清子(無新) 2795票
     小串 勲 (無現) 2616票 投票率61.98%
1月31日
法定協議会「安土町・能登川町・五個荘町合併協議会」解散
安土町、能登川町は二町での合併を引き続き模索。


安土町 合併騒動史 年表

平成の合併政策に翻弄された安土町と滋賀県東近江地域自治体の記録

第二次 平成合併騒動   (安土・能登川 2町合併)
年号・
西暦年
月日
安土町の動向
社会動向・近隣自治体の動向
平成15年
(2003年)
2月3日
 八日市市、住民説明会での意見集約結果を市議会合併検討特別委員会に報告。六割以上が「八日市市を中心とした枠組み」、近江八幡市を含む二市中心は一割強。
2月6日
 "八日市市が東近江東部地域合併協議会(二市五町)で市内意見集約結果を報告し離脱を正式表明。 八日市市、蒲生、永源寺、日野町の1市3町でつくる法定協議会も3月31日付けで解散"
2月11日
  住み良いふるさと日野をめざす町民の会、合併是非を問う住民投票条例制定を求めるための署名8298筆を確認。14日に提出予定。法定必要数は363筆。
2月13日
 八日市市臨時議会、2市5町からの撤退を正式に議決。
安土、能登川が合併協議会委員の会合開催。
3町合併破綻の反省と、2町での合併の可能性を認識。
2月中旬
 滋賀報知新聞が八日市内部文書を報道。蒲生町から八日市との合併を望むよう内政干渉、2市5町破綻も民意に見せかけた市当局の誘導で可能性を示唆。
2月
近江八幡市が安土町にラブコール。安土町は能登川町との関係、町内地域による意見相違、4月に町議選あり、慎重姿勢。 
2月26日
 愛東町、湖東町が、秦荘町・愛知川町合併研究会に不参加を正式回答。愛知郡での広域行政は維持するも、合併は無し。
3月4日
  住み良いふるさと日野をめざす町民の会が合併是非を問う住民投票条例の制定を直接請求。確定署名数は8144筆で有権者総数の45%に相当。
3月初旬
 五個荘町議会にて前田清子町長が「三町合併に反対してきた、住民の声を聞きながら八日市市を中心とした合併を目指したい。」と答弁
平成15年
(2003年)
3月
安土町3月度議会にて仙波秀三町長が「能登川町との関係を基軸にした合併を目指したい」との考えを示唆。 
3月19日
  日野町議会が合併是非を問う住民投票条例を継続審議に。奥村総務委員会委員長は「任期中(4/30まで)に判断」として臨時議会の開催を求める。
3月24日
  近江八幡市が、新たな市町村合併に取り組む基本的な考え方をまとめた冊子400部を配布しHPで公開。2市5町の反省、行政組織の拡大合併でなく、目指す姿を議論する「ビジョン合併」が重要とする。
3月31日
 東近江東部地域合併協議会(八日市・蒲生・日野・永源寺の一市三町)が正式に解散。
3月31日
 滋賀県がメールマガジン「合併ジャーナル滋賀」発行
4月7日
 日野町議会総務常任委員会が合併是非を問う住民投票条例を否決、15日本会議でも否決の見込み。
4月22日
安土町議選 14名無投票 
4月28日
 八日市市、永源寺、愛東、湖東、五個荘の1市4町、任意合併協議会立ち上げの準備会議を開催。
5月15日
  八日市、永源寺、五個荘、愛東、湖東「1市4町合併検討協議会」を開催。五月中に検討会、六月議会で議決し、七月から法定協議会設置へ
5月17日〜6月8日
安土町が「住民説明会」を町内30地区を巡回して開催。「能登川町との2町基軸」方針が色濃い。近江八幡とは「市民病院やゴミ焼却場改築を懸念、広域行政圏域が変わる」として一歩引く姿勢。能登川町は安土との2町合併を否定しないものの慎重姿勢を崩さず。九月の安土町長選と1市4町の行方を見定める意向。
平成15年
(2003年)
5月29日〜6月8日
  八日市市が、市内八地区単位に「住民説明会」を開催
5月26日
 1市4町の首長・議長代表者合併検討協議会で、参入打診されている蒲生町が判断を保留。1市4町側は蒲生町抜きで合併協議先行を合意。
5月29日
 1市4町の第2回合併検討協議会 平成17年2月11日合併、新市名は既存名称は使わないと合意。
6月初旬
 "蒲生町が日野町に竜王町を加えた3町合併を指向 竜王町は合併参画の意思表示せず。"
6月中旬
 JR篠原駅舎改築が「篠原駅周辺都市基盤整備推進協議会」結成から10年経過でも進まないため、近江八幡、野洲、竜王の3市町で議員有志9人が懇話会開催
6月19日
 湖東町の住民アンケート、1市4町を2/3が支持。回答率58.7%
6月27日
 八日市、永源寺、五個荘、愛東、湖東 1市4町法定合併協が発足。枠組みは広げない。7月30日に重点支援地域の指定見込み。
6月30日
 愛知川・秦荘、湖東・愛東の愛知郡四町が愛知郡広域行政組合の計画整備と事業運営を従来通り進めることで合意。この基本理念が東近江1市4町の合併協議会に受け入れられない場合は、合併に参加しないと確約。
7月3日
安土町議会全員協議会 能登川町との2町合併を議論し2町基軸の合併推進で意思統一。 
7月中旬
任期満了に伴う安土町長選挙(9月2日告示、7日投開票)に、前町議の津村孝司が立候補表明。2町ではなく、広域を視野に入れ、住民に確かな情報を提示した上で民意を集約していくべきと。 
平成15年
(2003年)
7月25日
 蒲生、日野両町の正副議長が竜王町の若井冨嗣議長に「蒲生郡でまとまるべき」と三町合併取組を要望。竜王町は広域を目指している述べるに留めた。
7月28日
 竜王町議会全員協議会、蒲生、日野両町からの三町合併取組要望への対応を協議。議論は足踏み。
8月1日
近江八幡市が能登川、安土、竜王、蒲生、日野町の5町を訪問、1市5町での広域合併を申し入れ。冊子「1市5町のまちづくり」を希望者に配布、市のHPにも全文掲載。安土町は「能登川との2町で進みたい」と回答、能登川町は「住民説明会と住民アンケート(区長会が9月に予定)の結果を尊重したい」と回答。
8月14日
 竜王町が区長会にて昨年三月に出した方針の確認とこれまでの取り組みや今後の対応について協議。議会は三市町の誘いに応じる考え無し。
8月19、21日
 能登川町が「将来の能登川町を考える住民説明会」を開催。東近江内の合併状況と町を取り巻く現状について説明し、進むべき道を住民と共に考えるとする。
8月中旬
 安土町が「合併推進だより」を配布。能登川町とは「期限内に実現可能」、近江八幡市の1市5町については「財政的な裏付けなし」と。 
8月25日
 蒲生・日野町が法定期限内の合併目指して「蒲生町・日野町まちづくり研究会」を設立、竜王町参画は困難と判断。
8月27日
 1市4町合併協議会が新市名公募の集計結果を報告。「東近江」が最多。
8月
  竜王町住民が5397筆の署名集め、篠原駅周辺整備要望書を提出
9月1日
 竜王町議会にて合併調査特別委員会の山口喜代治委員長が「東近江一本化を目指してしばらくは様子を見続け独自のまちづくりを進める」と報告。質疑無く再確認された。
9月2日
任期満了に伴う安土町長選が告示。現職の仙波秀三氏(72)と新人で前町議の津村孝司氏(54)の一騎打ち。仙波氏は、「能登川町の2町を基軸にした合併」を推進、津村氏は「広域合併」を主張。 
9月7日
安土町長選開票結果 (投票率69・36%)
 当選 津村 孝司(無所属) 3,743票
     仙波 秀三(無所属) 2,834票
 
平成15年
(2003年)
9月10日
 五個荘町議会にて、前田清子町長が「私的な場だが、能登川町にも1市4町への参画を呼びかけている。」と述べる。
9月25日
 第三回蒲生町・日野町まちづくり研究会、任意協議会「蒲生・日野まちづくり協議会」立ち上げを決定。
10月1日
津村(新)町長が初登庁。[合併ありきではなく、考えて考えて進めたらこうなったという姿勢で取り組みたい。」と議論重視を強調。合併は民意を反映させて取り組んでいくという姿勢を示した。 
11月4日
安土町の全員協議会(町長と全議員)が市町村合併問題を協議。津村町長から近江八幡・安土・能登川の1市2町の提案。議員からは能登川町との2町再考意見も。 
11月初旬
 能登川町長が「1市4町への参画が最善の道」と表明。町議会も参画方向で検討、11日の区長会で住民意見を集約する。
11月11日
 能登川町区長会、八日市中心の1市4町への参画を了承。住民説明会ならびに住民アンケートの形が取られなかったことに不満の色。
11月18日
安土町議会合併調査特別委員会、能登川町が八日市中心の1市4町への参画を目指すことを受け、2町合併を白紙にして、新しい枠組みを模索へ。 
11月24日〜27日
 蒲生町、日野町で「まちづくり講演会」開催。講師は、真山達志同志社大学法学部教授。
11月25日〜26日
 能登川町が八日市、永源寺町、五個荘、愛東、湖東でつく1市4町の法定合併協議会に参画したいと申入。中村(八日市)市長は困惑。
11月下旬
 八日市・永源寺・五個荘・愛東・湖東 第五回合併協議会。能登川町参画に慎重姿勢。
11月28日
安土町臨時議会と全員協議会、合併の枠組みを議論。慎重論根強く、周辺市町の情報や動きを見て判断すべきとの共通認識に留まる。能登川町臨時議会が八日市、永源寺町、五個荘、愛東、湖東でつく1市4町の法定合併協議会参画を議決


安土町 合併騒動史 年表

平成の合併政策に翻弄された安土町と滋賀県東近江地域自治体の記録

第三次 平成合併騒動 (蒲生郡+近江八幡市 → 安土町+近江八幡市)
年号・
西暦年
月日
安土町の動向
社会動向・近隣自治体の動向
平成15年
(2003年)
12月
 蒲生・日野町が住民説明会を開催、新市まちづくり計画に反映させる住民意見を集約
12月11日
 八日市・永源寺・五個荘・愛東・湖東 1市4町合併協議会が「市町村合併シンポジウム」を開催。協議経過、新市まちづくり計画を説明。能登川町の参画、新市名の再考について質問集中。
12月15日〜22日
  蒲生町が27会場で合併説明会を実施。新市の構想より枠組みについて質疑が集中。
12月17日
安土町議会にて津村町長が近江八幡市と蒲生郡4町の枠組みを目指す意思を明示。 
12月18日
安土町議会合併調査特別委員会にて議会としての対応を協議。現実的には近江八幡との1市1町との認識。可能性が残る蒲生、日野町への申し入れには町長に議長も同行。 
12月19日
 五個荘町議会が「八日市市・永源寺町・五個荘町・愛東町・湖東町合併協議会への能登川町の早期参画を実現する事についての決議」を賛成多数で可決。
12月22日
津村町長が近江八幡市と蒲生町を訪問、蒲生郡4町+近江八幡市の広域合併取組の意向を伝えた。川端(近江八幡)市長は1市4町の合併に積極的、一方山中(蒲生)町長は日野町との2町合併堅持と回答。
12月下旬
 八日市・永源寺・五個荘・愛東・湖東 第6回合併協議会。福祉施策2年以内に統一決定。能登川町参画については「一月中旬までに回答したい」
12月24日
       津村町長が日野町、竜王町を訪問し、蒲生郡4町+近江八幡市の広域合併取組の意向を伝えた。奥野(日野)町長は新たな枠組みは住民合意を得にくいと回答。福島(竜王)町長は東近江広域以外の合併には参画しないと回答。      
平成16年
(2004年)
1月16日
 一市四町合併協(八日市、永源寺、五個荘、愛東、湖東)は能登川町参入を「一市四町合併後」と伝え、現段階での参入は困難とした。
1月19日
 蒲生・日野町、両町三役と議会代表者にて会合、任意協議会から法定協議会への移行検討を決定。それに対し、「住み良いふるさと日野をめざす町民の会」が、合併是非を問う住民投票条例制定の直接請求署名活動(2回目)を1月末から開始
1月19日
  篠原駅等周辺整備の早期着手を願う近江八幡市の住民組織が川端五兵衞市長に12094筆の署名を集め早期着手を要望。
1月26日
町が区長会にて2月14日から29日までの土、日曜日の4回、合併住民懇談会開催を提案。区長会からは各地区で実施を要請。 
1月29日
       近江八幡市の川端五兵衞市長と岡田助役、前出議長が安土町を訪問。津村町長、藤井収入役、國分議長と会見し、安土町からの合併是非の判断材料としての質問に回答、将来のまちづくりの基本項目に関する考え方と市政課題の現状について説明。合併形式は対等、新市名から「安土」は外せない。      
2月2日
 五個荘町議員有志7人が、1市4町合併に関し、前田清子町長に「合併の枠組みについての意思を問う住民投票条例の制定」を求める条例案を提出。能登川町参入困難との判断に不満。
2月6日
 五個荘町議員有志7人が、合併の枠組みを問う「住民投票条例の制定」のための臨時議会開催請求を見合わると申し出。事実上の請求取り下げ。
2月9日
 能登川町議会全員協議会が、参画を申し入れていた一市四町合併協議会からの回答「新市発足後に協議したい」を受け入れ。
2月9日
 法定協議会へと移行した「蒲生・日野まちづくり協議会」の第一回会合が開催された。
平成16年
(2004年)
2月18〜2月29日
2月18日〜29日、町内30カ所で合併住民懇談会。合併の必要認めるも近江八幡との一市一町には消極的と滋賀報知が報道2月17日〜18日近江八幡市が市内9カ所で合併説明会(安土との一市一町)参加対象は自治会長まで
3月1日〜4日
安土町が46の各種団体を対象に「合併住民懇談会」を実施、自治会単位と合わせると参加者は延べ1000人に。 
3月3日
 「住み良いふるさと日野をめざす町民の会」が「日野町と蒲生町との合併是非を問う住民投票条例制定直接請求署名を集計。結果8144筆。5日選管に提出
3月13日
区長会にて合併に関する住民アンケートに協力要請。3月23日までに発送、31日締め切り。 
3月
安土町発行の住民アンケート関係資料に財政シミュレーション掲載、単独の場合はH21年度に赤字転落と試算。 
3月25日
  八日市・永源寺・五個荘・愛東・湖東 合併協議会の第九回(最終)会合。5月に調印へ。
3月25日
 「住み良いふるさと日野をめざす町民の会」が蒲生町との合併是非を問う住民投票条例制定を本請求。確定し命数は8312筆。
3月
  総務省が、地方自治法と合併特例法の改正案、特例法の失効(H17年3月)に伴う新合併推進法案をまとめ、国会に提出。法人格を有しない「区」制度を導入し地域自治組織に旧市町村名を付けることによって、合併前の名称を残すことが可能となる。
 
「市町村の合併の特例に関する法律(合併特例法)改正
  合併特例区制度等の創設(新合併特例法と同様)
  現行合併特例法の経過措置
  (H17.3.31までに市町村議会の議決を経て都道府県知事に合併の申請を行い、
   H18.3.31までに合併したものについて、行の合併特例法の規定を適用する。)
  一部事務組合等の特例の拡充
4月5日
 安土町の合併に関する住民アンケートを集約。回収率68.27%、単独+当面単独=62.38%、「当面単独」を合併容認と解釈すると合併容認は65.2%。
  1市1町 596票(8.91%)、
  まずは1市1町 1210票(18.09%)、
  1市1町、単独のどちらでもよい 407票(6.09%)、
  当面単独 2147票(32.11%)、
  単独 2024票(30.27%)、
  わからない 303票(4.53%)、
  無効 185票。
 
平成16年
(2004年)
4月6日
津村町長が近江八幡市に、住民アンケート結果より1市1町での合併断念を伝えた。
4月7日
 法定合併協議会「蒲生・日野まちづくり協議会」の第五回会合 新市名公募 最多は「蒲生市」
4月10日
津村町長が区長会にて行財政改革への協力を要請 
4月14日
住民アンケートの意見欄集計結果を合併調査特別委員会に報告。安土の名の存続重視。「住み良いふるさと日野をめざす町民の会」が求めていた蒲生町との合併是非を問う住民投票条例制定を、町議会が否決。
4月15日
 「住み良いふるさと日野をめざす町民の会」が会合。新組織を立ち上げ、奥野町長リコール署名活動開始を発表。
4月16日
 蒲生町にて「住民投票を求める蒲生の会」が結成され、住民投票条例制定を求める直接請求署名活動開始。
4月21日
 蒲生・日野まちづくり協議会 第六回会合にて新市名を「蒲生市」に決定
4月27日
津村町長が「2町での早期の合併を断念,将来的な広域合併を視野に単独町制継続へ」と表明。 
4月30日
安土町議会便りが、住民アンケート期間中に共産党が発行したチラシ「安土民法」を批判。 


安土町 合併騒動史 年表

平成の合併政策に翻弄された安土町と滋賀県東近江地域自治体の記録

単独町政模索期 1
年号・
西暦年
月日
安土町の動向
社会動向・近隣自治体の動向
平成16年
(2004年)
5月19日
 1市4町合併協議会の五個荘町議会選出協議会委員三人が、能登川町の参画が具体的に示されていないとして、合併調印の延期を申し入れ。
5月20日
 一市四町合併協(八日市、永源寺、五個荘、愛東、湖東)が合併調印、東近江市に。
5月26日
「市町村の合併の特例に関する法律(新・合併特例法)制定
施行は2005年4月1日から
5月26日
 日野町住民団体「ふるさと日野を守る会」が、6869筆の町長解職請求署名を選管に提出し、町議会に合併議決延期を申し入れ。
5月27日
 蒲生町の「住民投票を求める蒲生の会」が、日野町と合併是非を問う住民投票条例制定を直接請求。888人の署名簿を提出。
6月4日
 "日野町の奥野町長が辞表提出。 蒲生町議会合併調査特別委員会と全員協議会は「日野町長選を見守りながらしばらくは静観する」ことで合意。"
6月初旬
安土町は当面単独路線を歩み合併への取り組みを一時棚上げ。財政課題の解決策を探るため行政改革推進委員会の設置へ。 
6月10日
安土町議会全員協議会にて西川副議長(共産)の辞任要求、住民アンケート中の政党チラシ発行を理由に。西川副議長は辞任拒否。 
6月13日
 竜王町長選
 当選 山口喜代治(無新) 3391票
     竹山秀雄  (無新) 3035票 投票率65%
6月18日
 「ふるさと日野を守る会」が7月11日投票の日野町長選挙候補に、無所属新人の藤澤直広氏(48、元県職員)擁立を発表。
7月3日
 能登川町が合併住民アンケート結果を全戸配布。東近江市との合併賛同60%、反対は20%
平成16年
(2004年)
7月11日
 "日野町長選  当選 藤沢直弘(無新) 7714票      奥野弘三 (無新) 5556票 投票率74.19% 日野・蒲生の二町合併は白紙に。"
7月14日
 日野町の藤澤直広新町長が初登庁。蒲生町役場を訪れ、山中壽勇町長に「蒲生町との合併を白紙に」と選挙公約の方針通り進めていく意向を伝えた。
7月15日
安土町行政改革委員会を開催。
3月アンケートにて、1市1町+まずは1市1町+どちらでもよい+当面単独=65.2% 合併に理解と解釈し、合併を目指す方向は崩さず。
「住民投票を求める蒲生の会」が有効877筆の署名で直接請求した日野町との合併是非を問う住民投票条例を、蒲生町議会総務常任委員会否決、21日本会議でも否決の見通し。
9月28日
安土・八幡の文化的景観保存活用委員会を開催、西の湖一帯の
水郷が国の重要文化的景観地域に選定されることを目指す。
10月13日〜25日
 蒲生町が、町民意見を集約し日野町との合併破綻後の方向性を見い出すことを目的に「住民説明会」を開催。
10月18日
  蒲生町議会全員協議会が合併問題に関する住民意向把握を目的に「住民アンケート」実施を決定。
10月24日
 能登川町長選、合併推進派の宇賀氏が大差で当選。投票率は58.06%で過去最低。
11月1日
 蒲生町が町の今後の合併選択肢判断に町民意向を反映するため「住民アンケート」入り資料を発送。対象者は町内の20歳以上11066人と永住外国人55人。
11月初旬
 能登川町が町内の中学三年生全員と無作為に抽出した約二千五百人の住民に、新しいまちづくりへの「まちづくりアンケート」を郵送。回答は今月8日まで。
11月4日
 竜王町が「第九回自律推進計画検討委員会」のプロジェクトチーム委員会議を開催。合併に頼らない活力あるたくましいまちづくりを住民と共に推進。
平成16年
(2004年)
11月6日
安土町政50周年記念式典 
11月11日
 蒲生町住民アンケートを集計、回収率76.8%。東近江市への合併が80.8%
11月16日
 蒲生町が東近江市への編入合併を正式に申し入れ。能登川町と同じテーブルで法定期限内での合併協議を求めて。1市4町側は今週中に首長・議会代表者会議を開いて取り扱いを協議。
11月下旬
 川端五兵衞(近江八幡)市長が滋賀報知新聞社のインタビューで「合併は枠組みでなく、まちづくりのツール、能登川、蒲生の東近江市参入で大同合併の機運が高まるのであれば、竜王、安土にも声をかけて『東近江は1つ』への対応策を講じたい」と語る。
11月22日
  H17年2月に誕生する東近江市に、能登川町、蒲生町が加わる任意の「東近江市・能登川町・蒲生町合併検討協議会」の開始決定。
12月7日
 「東近江市・能登川町・蒲生町(任意)合併検討協議会」の第一回会合開催。能登川・蒲生が編入へ
12月14日
 「ふるさと能登川を守りよくする会」が、編入合併の是非を問う住民投票条例制定を直接請求する手続きを実施。合併反対を訴えて落選した谷本氏らが「選挙結果=合併ではない」と主張。19日から署名開始。
12月20日
安土町行政改革委員会が中間報告、H20年には積立金がマイナスに転じ、行財政改革を進めてもH23年から赤字転落と。 
12月22日
  滋賀県(国松知事)が、八日市・永源寺・五個荘・愛東・湖東の合併重点支援地域に能登川と蒲生を追加。
12月27日
安土町議会行政改革特別委員会が「"21世紀町作り"安土の提案」を津村町長に提出。人口3万人程度の町規模を設定。昼間人口を5-10万人に。 


安土町 合併騒動史 年表

平成の合併政策に翻弄された安土町と滋賀県東近江地域自治体の記録

第四次 平成合併騒動 (再び 安土町+近江八幡市)
年号・
西暦年
月日
安土町の動向
社会動向・近隣自治体の動向
平成17年
(2005年)
1月6日
安土町臨時議会が暴走。「近江八幡市との特例法期限内での合併を求める決議案」を可決。津村町長は法定内の合併は無理と答弁。國分議長は「議会として近江八幡との合併を目指す」と近江八幡市議会に伝達。 
1月15日
安土町臨時区長会、現在の町の合併方針を説明。区長意見を私見として受け入れ。 
1月15日〜16日
「安土町の合併を推進する会(推進派議員8人、代表は國分征雄議長)」が合併懇談会を開催。安土、老蘇両会場でのべ124人が参加。 
1月18日
 「ふるさと能登川を守りよくする会」が住民投票制定を求める直接請求署名1229筆を町選管に提出。目標の4000筆を大きく下回った。
1月22日
「安土町の合併を推進する会」が町内11カ所にて合併懇談会を実施 
1月下旬
津村町長が、8町議が進める近江八幡市との法定期限内合併は、「民意の賛同が得られない」と反論。滋賀報知新聞のインタビューで。 
1月25日
安土町の合併を推進する会(代表・國分征雄議長)が、同会の主張に賛同する署名活動を始めた。18歳以上の町民を対象に、目標3500筆。署名収集手法は自民党的で傘下の各種団体からPTAにまで署名簿を配布、代筆OK。 
2月1日
「安土町の合併を推進する会」の合併推進署名が3426筆に到達。合併反対派町議会議員が署名簿そのものを見たいと要求しても一切応じず。「東近江・能登川・蒲生(任意)合併検討協議会」最終会合。次回から法定協議会に。
2月4日
 竜王町が町作りアンケート。16歳以上の住人の20%を無作為抽出、2600人に
2月7日
安土町区長会。津村町長が住民説明と何らかの方法で民意を問うと説明。「合併協議を始めることでよろしいか」との確認に反対の声なし。 
平成17年
(2005年)
2月8日
安土町の津村町長と國分議長が近江八幡市に合併協議を申入れ 
2月10日
近江八幡(川端)市長と安土(津村)町長が竜王町に合併参画を要望、竜王町の山口町長は議会や住民に諮った上で回答すると返事。蒲生町が2月10,11,13日に住民説明会。「東近江市・能登川町・蒲生町合併協議の経過」と「東近江市合併建設計画概要版」を資料に。参加者は3日で365人と低調。
2月10日
 能登川町が2月10,12,13日に住民説明会。
2月11日
 八日市市、神崎郡永源寺町・五個荘町、愛知郡愛東町・湖東町の1市4町が新設合併し、東近江市が誕生
2月14日
2市町で法定協議会「近江八幡市・安土町合併協議会」設置を決定。
2月15日
 "蒲生町議会が東近江市への合併是非を問う住民投票条例案を審議する予定であったが、提案議員が撤回。 任意協議会から法定協議会への昇格は可決。"
2月16日
 能登川町議会が「能登川町をよくする会」が直接請求した合併是非を問う住民投票条例案を否決。
2月17日
第一回 近江八幡・安土合併協議会
新市名称、まちづくり計画素案を公募しないことが決定された
2月24日
第二回 近江八幡・安土合併協議会、
合併方式は新設、合併期日はH18年3月20日
2月27日
 東近江市市長選 元八日市市長、合併協議会長であった中村功一氏が16120票で当選。前県議の西沢久夫氏は14465票。投票率51.68%
平成17年
(2005年)
2月下旬〜3月初頭
       首長間での話し合いにより合併筋道が内々に合意された際に、当時の近江八幡市の川端市長(川端文科相の実兄)が、安土町の津村町長に、「合併後は、お互いに新市の市長選には出馬しないことにしよう」と要求。合併により失職することになる津村町長は、態度を一転し、以後は合併反対に。      
3月1日
 東近江市・能登川町・蒲生町(法定)合併協議会設置
3月2日
「安土を愛するみんなの会(合併反対派町議:清水、藤井、日岡、西川、井上)」が「合併の是非については住民の意向を問うべき」との署名4202筆を津村町長に提出。町長は16日から実施にアンケート結果に従うと回答。"東近江・能登川・蒲生 法定合併協議会 第一回会合。 次回に調印へ。"
3月3日
第三回 近江八幡・安土合併協議会 新市名称候補選定小委員会が新市名称案を報告 
3月4日
安土町が「近江八幡との法定期限内合併の賛否を問うアンケートを実施、3月16日に公開集計。(別資料では2月27日に発送) 
3月5日〜6日
合併協議会の新市まちづくり計画(素案)説明会を実施、5日安土町公民館、6日老蘇多目的センター 
3月8日
 新・東近江市(東近江、能登川、蒲生)合併協定調印。
3月10日
第四回 近江八幡・安土合併協議会 新市名称「安土八幡市」に決定
3月13日
合併協発行の説明資料に財政シミュレーション。
 合併しなければ安土町はH24年に赤字転落、
 近江八幡市もH25年度に赤字転落。合併すれば特例債で黒字
3月13日
 竜王町 自律推進の町作りへ「町民フォーラム」開催。
平成17年
(2005年)
3月14日
 秦荘町・愛知川合併協議会の第九回会合。合併後の新町名「愛荘町(あいしょうちょう)」を決定
3月16日
安土町が「近江八幡との法定期限内合併の賛否を問うアンケート公開集計。回答率8割強(8111枚)、賛成39%(3151枚)、反対61%(4922枚) 
3月17日
第五回 近江八幡・安土合併協議会
津村町長が前日集計されたアンケート結果を説明し、
合併特例法期限内での合併断念を表明
3月23日
近江八幡市・安土町合併協定調印式が予定されていたが中止される。
3月23日
 東近江市、能登川町、蒲生町の議会がそれぞれ廃置分合議案を可決。30日に県へ合併申請。
3月25日
安土町議会が”議員提案”による廃置分合議案を可決。それに対し安土町長は他の合併関連議案を町議会に提案せず、将来的な広域合併を視野に単独町制継続を検討と表明。 
4月1日
       市町村の合併の特例等に関する法律(合併新法)施行。
5年間(H17.04.01.からH22.03.31.まで)の限時法。
   ・合併特例債を廃止、合併推進債は存続。
   ・合併算定替の保障期間を短縮、
   ・都道府県知事による合併協議会の設置勧告を可能にした。
   ・地域自治区制度を新設:公選ではない区長と協議会を設置、
    住所表示に名称を冠することが可
      
4月27日
安土町が近江八幡市に合併断念を申入れ 
5月10日
町長、町幹部が自治会に出向き、まちづくり懇談会を実施。7月末までに町内29会場で。 
5月下旬〜7月
まちづくり懇談会で「次の合併はいつ頃?」に津村町長が「5年前後」と回答。 
5月31日
 竜王町が「まちづくり研修会」を開催。合併問題について住民と情報共有し共通認識を。
6月17日
安土町議会 近江八幡市との合併協議会廃止の議決 
6月30日
法定協議会「近江八幡市・安土町合併協議会」を解散


安土町 合併騒動史 年表

平成の合併政策に翻弄された安土町と滋賀県東近江地域自治体の記録

単独町政模索期 2
年号・
西暦年
月日
安土町の動向
社会動向・近隣自治体の動向
平成17年
(2005年)
9月20日
「まちづくり懇談会」結果をまとめ全戸配布。住民参加の仕組み作り、行財政改革、5年をメドに広域合併を目指す。 
9月24日
町行政改革推進委員会が協議結果をまとめ津村町長に報告。H17-19年を改革推進期間と位置づけ歳出規模を38億円程度に。 
12月2日
安土町・新エネルギービジョンを全戸配布。資源循環・地域自立のまちにとスローガンのみで中身無し。 
12月22日
安土町議会が新年度機構改革を審議・議決。役場組織を9課から8課へ再編し、政策推進課を新設、主監・係を廃止してグループ制導入へ。 
12月27日
 第1 回滋賀県市町合併推進審議会 委員の一人に真山達志同志社大学政策学部教授(行政学)
平成18年
(2006年)
1月1日
津村町長が新年挨拶で「小さくても きらりと輝くまちづくりを」と挨拶東近江市に能登川町・蒲生町が編入合併される。
2月
津村町長が安土駅利用をメールマガジンで呼びかけ。バリアフリー化補助金獲得に利用客5000人/日を目指す。 
2月13日
 愛知川町と秦荘町が合併した愛荘町が誕生。
3月
安土町3月度議会 一般会計は昨年度比14.4%減 
3月22日
シルバー人材センターが社団法人に 
3月30日
安土町第三期介護保険事業計画策定委員会が計画案を津村町長に答申。、保険料基準月額は県下で唯一3000円を切る2840円に抑えた。元気な高齢者が多いことの証明。 
4月6日
"安土城と観音寺城が「日本100名城」に選ばれ、財団法人日本城郭協会から町に名城認定証が贈られた。 滋賀県から4らばれた4城中2城が安土に。" 
4月中旬
安土町・文化とコミュニティづくり運営委員会(区長会)が「西の湖花火大会」の当面休止を決定。周辺道路の安全確保問題で。 
4月下旬
 京都精華大教授の嘉田由紀子氏55(大津市)が滋賀県知事選挙への立候補を表明。
4月24日
 近江八幡市立総合医療センター竣工。10/01に開院
5月初旬
 安土町が、住民との協働のまちづくりを本格的にすすめるため「まちづくり協議会」を設置。5月末立ち上げに向けて委員を一般公募。 
5月11日
 「篠原駅周辺都市基盤推進協議会」(会長・川端五兵衞近江八幡市長)のH18年度総会。駅舎の改築および周辺整備構想・計画の策定などの事業計画などを決決定。H22年度本格着工の予定。


安土町 合併騒動史 年表

平成の合併政策に翻弄された安土町と滋賀県東近江地域自治体の記録

第五次 平成合併騒動 (三度目の 安土町+近江八幡市)
年号・
西暦年
月日
安土町の動向
社会動向・近隣自治体の動向
平成18年
(2006年)
6月5日
 近江八幡市の川端五兵衞市長が、三選への立候補をせず、12月12日の任期満了をもって引退する旨を表明。
6月15日
滋賀県知事選挙告示
7月2日
      滋賀県知事選挙
 当選 嘉田由紀子氏(無新) 217842票
     国松善次氏  (無現) 185344票
     辻義則氏   (無新)  70110票
      
9月初旬
 冨士谷英正県議(59)が近江八幡市長選への立候補を表明。『元気のあるまち』を実現へ、まず第一に、避けて通れない市町村合併は「近江八幡・安土に竜王を加えた一市二町での合併を実現する」と。
9月16日
 近江八幡市立総合医療センターの開院式。PFI方式を採用、10/01にオープン
9月22日
 近江八幡市議の有村國俊氏が市役所で市長選への立候補を正式表明。竜王・安土以外にも声をかけ「市民が幸せになるための合併」をめざすと。
 日野町議会が議員定数を2人減員して16人に。来年4月予定の改選時から。合併に頼らない自律のまちづくりのために行政コストを削減。
9月29日
 冨士谷英正氏の後援会島支部決起集会に嘉田由紀子知事が出席して激励。
10月11日
 近江八幡市議の深井博正氏(56)が市役所で、市長選への立候補を表明。健康都市をめざし、合併については「安土町、竜王町だけにとらわれず、実現の時にスムーズに進められるよう、相互理解と信頼を築いておきたい」と述べた。
10月25日
 近江八幡市長選に、元労働省職員の伊地知久凱(いぢち ひさよし)氏(63)が無所属で立候補することを発表。「住みよい近江八幡市をつくる会」(共産党系)と政策協定。「住民の意向と関係のない合併は反対」の姿勢。
平成18年
(2006年)
10月26日
滋賀県市町合併推進審議会(真山達志会長)が
「近江八幡市・安土町・竜王町」の1市2町合併案を打ち出す。
11月2日
第六回県市町村合併推進審議会(真山達志会長、委員十二人)
滋賀県が、近江八幡市、竜王町、安土町の各首長から意見聴取。
11月2日
津村孝司安土町長は、「過去二回の近江八幡市との合併アンケートの結果から合併への抵抗感が見られるが、枠組みが変われば変化の可能性がある」と述べ竜王町を加えればベターな枠組みなるとの認識を示した。 川端五兵衞近江八幡市長は、「合併は膨張ではなく成長」という姿勢を強調、合併に向けた仕組みづくりに取り組んでおり「合併のチャンスがあれば、いつでも、どことでも」と積極姿勢を示した。
11月2日
 山口喜代治竜王町長は「住民の総意を尊重する」と強調し、県に対しても各町の判断・意向を尊重するよう求めた。県の1市2町合併案には、審議会の検討案であって住民や町の意向を踏まえたものではなく、町民に不安を抱かせ残念だと批判。
11月26日
 近江八幡市の市長選挙 投票率53.32%
 当選 冨士谷英正 11,761
     有村 國俊   7,309
     深井 博正  6,298
     伊地知久凱  3,319
11月19日
       滋賀県市町合併推進審議会(真山達志会長)が「滋賀県における自主的な市町の合併の推進に関する答申」を県に提出。近江八幡・安土・竜王の1市2町の合併枠組みが盛り込まれた。      
12月13日
 冨士谷英正(新)近江八幡市長が初登庁。
12月14日
安土町「屏風絵探索プロジェクト」の二年目の事業、美術史の専門家で結成する調査団を来年1月11日から一か月間、バチカンとイタリアに派遣すると発表。 
12月19日
 竜王町議会 滋賀県市町合併推進審議会が近江八幡・安土・竜王町の1市2町の合併枠組みを盛り込んだ答申を行った事に関連し、合併問題に関する質問が相次いだ。山口(竜王)町長は、県の方針はあくまで自主的な合併と受け止め、竜王町は県の動向にとらわれないと答弁。
12月26日
       滋賀県市町合併推進支援本部(本部長・嘉田由紀子知事)が県庁で第二回本部員会議を開催し、滋賀県市町合併推進審議会(真山達志会長)の答申に基づき「滋賀県における自主的な市町の合併の推進に関する構想」と「滋賀県新市町合併支援プラン」を決定した。構想対象市町の組み合わせは、
  「近江八幡市・安土町・竜王町」
  「彦根市・豊郷町・甲良町・多賀町」
  「長浜市・虎姫町・湖北町・高月町・木之本町・余呉町・西浅井町」
の三地域。来年2月に構想で示された三つの地域で説明会を開催する。
      
平成19年
(2007年)
1月
 近江八幡の冨士谷市長 滋賀報知新聞インタビューに「県の構想にある程度沿った1市2町、竜王町の企業誘致、安土町は安土城再建を含めた観光、近江八幡市は商人、それぞれの特性をもたせ、広域で合併した方が連携は密になる。」と述べる。
1月23日
 竜王町が「竜王町市町合併推進検討会議」を立ち上げ。各種団体・自治会の代表者や公募委員を含めた住民代表と町議、学識経験者ら三十一人で構成。
2月中旬
1月にバチカン、イタリアを調査した安土町屏風絵探索プロジェクト調査団が帰国し、団長の若桑みどり千葉大名誉教授が町役場で会見。今後調査すべき年代と対象が絞れたと報告。竜王町が「まちづくり研修会」を開催。、講師の滋賀文化短期大学・谷口浩志滋賀文化短大教授が「地域の未来を住民の手で〜まちづくりと市町合併〜」と題して講演。合併問題やまちづくりに関する共通認識と情報の共有化を図る。
2月17日
滋賀県議会議員選挙(3月30日告示、4月8日投票)蒲生郡選挙区(定数二)に「NPO法人安土を育てる会」理事の片岡好夫氏(59)が、正式に立候補することを表明。(落選) 
2月20日
当面単独、将来の合併に備えた自律のまちをめざし、住民と行政が協働で取り組もうと設置された安土町まちづくり協議会(杉原養一会長、委員二十二人)は二十日町役場で、今年度の協議をまとめた「提言書(中間)」を津村孝司町長に提出した。 
2月25日
       近江八幡市にて東近江地域市町合併講演会
 「自主的な市町の合併の推進に関する構想」真山達志同志社大教授
 「将来を見据えたまちづくり」 谷口浩志滋賀文化短大教授 氏。
決定の理由と、“自主的”に進める県の考え方を示す。参加者からの質問はなし。
      
3月2日
安土町三月定例議会に来年度予算案を提案。一般会計は2.3%減。新年度事業は、「住民との協働でつくりあげる個性と活力に満ちた魅力ある『安土』の実現と、みんなが安心して暮らせるまちづくり」をめざすとする。 
3月6日
津村孝司安土町長が二期目への出馬(9月)に意欲のあることをうかがわせる答弁。 
3月10日
 東近江市の能登川地区で「まちづくり協議会」設立。市内14地区が出そろった。地区住民が自助・共助するコミュニティーづくりの中心となる。
平成19年
(2007年)
3月22日
 近江八幡市議会3月定例会にて、冨士谷市長が提案した庁内組織効率化のための機構改革案を否決。関連して教育長と市立医療総合センター病院事業管理者が、市長との考え方相違を理由に辞職願を提出。
4月22日
安土町 町議選挙 定数10、
立候補11 投票率 61.88%
 合併推進を公約に上げた議員は皆無
近江八幡市 市議選 定数20、
立候補23 投票率 58.60%
 合併推進を公約に上げた議員は皆無
5月下旬
       琵琶湖ラムサール条約連絡協議会(琵琶湖の周辺の十市四町で構成、会長・冨士谷英正近江八幡市長)が総会開催。9月開催予定の「KODOMO ラムサール琵琶湖」への支援策、琵琶湖ラムサール研究会の村上悟代表が提案した「一市町一湿地目録」づくりの具体的な検討を行うことに。      
6月1日
 竜王町市町合併推進検討会議が「まちづくり研修会」を開催。講師の総務省自治行政局合併推進課の宮川克寿課長補佐が新法期限内に合併をと講演。参加者からは疑問の声も。
6月14日
安土町議会にて津村孝司町長が9月の町長選挙に再選をめざして出馬すると意志表明。合併については近江八幡・安土・竜王の1市2町の方向と。 
6月下旬
 「篠原駅周辺都市基盤推進協議会」(会長・冨士谷永正近江八幡市長)のH19年度総会。周辺整備構想と計画を固めJR西日本と協議、地元と定期協議開催、利用客upの啓発活動、年一回だった総会を随時開催へ。H22年度着工を目指す。
8月5日
       滋賀県・県東近江地域振興局が主催し 「市町合併を考える意見交換会」を開催。滋賀県の「自主的な市町の合併の推進に関する構想」(近江八幡・竜王・安土)の周知と、合併推進に向けて住民と意見交換。オブザーバー役に真山達志同志社大教授。一般参加者80人は事前公募。「東近江は一つ」への意見多し。県側スタンスは、自主的な合併推進であり県に権限なし。みなさんで話し合いを、と住民の前では行政主導ではないことを強調。      
8月8日
安土町長選挙(9月4日告示、9日投開票)の立候補予定者説明会。6月議会で出馬表明の現職の津村孝司町長の他、候補者未定の四陣営が出席した。 
8月26日
津村陣営が事務所開き 
平成19年
(2007年)
8月29日
片岡好夫氏が町長選立候補を表明。県が示す近江八幡・竜王・安土の1市2町合併は反対。 
9月
 近江八幡市がH12年取得のISO9001とH15年取得のISO14001の更新審査を中止し、9月から独自システムで運営。更新審査料節約など。
9月4日
安土町長選告示。津村陣営の応援に、冨士谷(近江八幡)市長、山口(竜王)町長、佐橋武司県議・中谷哲夫県議。片岡候補は、近江八幡市の下水道やゴミ処理施設など大型事業への懸念から合併にメリット無しと主張。合併そのものに反対する共産党陣営は候補者を出せず。 
9月9日
安土町町長選挙
 津村孝司 3424票 片岡好夫 2183票 投票率58.96%津村町長は「1市2町を視野に合併の検討を始めたい」と。
 
10月1日
津村町長2期目初登庁。就任あいさつで、合併についての住民アンケートは実施しないことを明言。総務課内に合併検討グループを新設し参事一人配置。合併に向けた情報収集や調整などにあたる。 近江八幡市の協働政策部地域政策課内の企画政策グループリーダー(課長補佐)を市町合併担当兼務に。合併に向けた情報収集や調整などにあたる。
12月1日
津村町長が安土広報12月号巻頭で「もう一度考えよう私たちのまちの将来を!」と呼びかけ。 
12月8日
町内の区長や自治会長らを集め「将来のまちづくりを考える研修会」を開催。四日市大の岩崎恭典教授が「地方分権時代における市町村のあり方」について講演。 
12月19日
安土町12月度議会。津村町長が県職員の中井清氏の副町長選任議案を提出、町議会が同意。20日に就任。 
12月22日
安土町が文芸セミナリヨにて一般町民向け「合併を検討するフォーラム」を開催。名城大の昇秀樹教授が「これからのまちづくりと市町村合併」について講演。人口減少、少子高齢化で右肩下がりの社会情勢では制度改革しなければ破綻すると強調、合併も一つの方法であると説いた。 
平成20年
(2008年)
1月21日
 近江八幡市立総合医療センターの経営改善策を検討する「あり方検討委員会」が冨士谷英正市長に対し、市、同医療センター、特別目的会社「PFI近江八幡」の三者で協議を行うように、協議不調の場合は契約解除も視野に入れるよう提言。
1月末
近江八幡市と安土町が、西の湖と長命寺川を、ラムサール条約に
すでに登録されている琵琶湖に追加登録申請するよう県に申し出。
2月7日
 竜王町が「まちづくり研修会」を開催。「これからのまちづくりと市町村合併」を演題に昇秀樹名城大教授が講演。合併しない宣言をし、行政改革に取り組んでいる福島県矢祭町を例に挙げ「十年、二十年はもつかもしれないが、五十年はほぼもたない」と言い切る。
2月18日
安土駅前の無料駐輪場を閉鎖。
駅前整備の無策が露呈。
 
2月25日
 竜王町市町合併推進検討会議(寺本隆会長)第七回会合。提言書案にて「市町合併は行うべきである」、「東近江行政組合の2市3町(竜王町・東近江・近江八幡・安土・日野)の枠組みが適当と。議論不足を指摘する声もあり。
2月28日
安土町「合併検討会議」が発足、第一回会合。メンバーは一般公募4人、各種団体など各方面から21人。会長に真山達志同志社大教授の、副会長に町まちづくり協議会会長の杉原養一医師。 
3月初旬
 八日市衛生プラント組合(屎尿処理)と布引斎苑組合(火葬)を統合し、新たに「八日市布引ライフ組合」を発足。
3月4日
 竜王町市町合併推進検討会議の第八回会議。「二市三町(竜王・東近江・近江八幡・安土・日野)の枠組みによる合併を目指すことが適当である」と提言。7日に会長、副会長が山口町長に提言書を手渡す。
4月25日
 近江八幡市が「病院PFI事業講演会」を開催。光多長温鳥取大教授が「海外のPFIの動向とわが国におけるあるべき姿」と題して講演。「PFIを生かすも殺すも、行政次第」と。市民、市職員ら200人が参加。
4月28日
 近江八幡市臨時議会。市立総合医療センター問題と新ごみ処理施設整備事業について集中審議するための特別委員会を設置へ。
平成20年
(2008年)
5月後半
"安土町のコミュニティ防災センターで開かれた「将来のまちのあり方を考える研修会」には、町内の新年度区長・自治会長、合併検討会議の委員、町職員、町議ら約八十人が出席した。講師は日本地方自治学会理事で総務省合併アドバイザーの岩崎恭典四日市大学教授 " 近江八幡市文化会館では「市町合併を考える市民フォーラム」が開かれ、平日の夕方からの開催ということもあってか、市民の参加は少なく、職員と市議を中心に約八十人が参加した。講師は日本地方自治学会理事で総務省合併アドバイザーの岩崎恭典四日市大学教授
5月後半
安土町ではこれとは別に、住民グループ・安土大好きみんなの会(大林宏代表)が町公民館で学習講演会「住民参加の町づくり」を開き、住民ら約四十人が参加した。講師の宗野隆俊滋賀大准教授 
6月10日
 安土町では合併検討会議が最終段階を迎え、十日には提言をまとめる。 
6月12日
安土町合併検討会議の真山達志会長と杉原養一副会長が津村町長に提言書を提出。「安土町の良さを守り次世代へ受け継いで行くために市町合併は有効な手段であり、早急に合併について検討をすすめるべき」との方向性を示し、合併新法の期限切れ(H21年度末)までに、住民、議会、行政が協議し、一定の結論を出すべきと。 
6月26日
 市民グループの「近江八幡を救う会」が冨士谷市長から医療センターの現状と今後について話を聞く「説明会」を開催。市長は「市が買い取り直接経営するしか道はない」。「このまま放置すれば第2の夕張に」と1月から危機感あおる。
7月12日〜8月02日
安土町が、町内の延べ三十四会場で「地区説明会」を開催。全住民を対象にした「全体説明会」を、十九日に安土町公民館、二十日に老蘇多目的センターの二会場で開催。合併相手は示さず。アンケートや住民投票は「信憑性無く、行わない」と明言。 
7月下旬
 滋賀県が市町合併情報紙第五号「地域の将来を考えよう!」を発行。県の構想対象市町に新聞折込みで配布。
平成20年
(2008年)
9月5日
安土町議会9月定例会。所信あいさつで津村町長が「住民説明会で合併検討の理解が得られた」として、県構想の近江八幡・安土・竜王一市二町での法期限(H22.03末)内合併を推進する方針を明らかに。 
9月5日
安土町(津村町長)が近江八幡市,竜王町に合併検討を提案
9月11日
 近江八幡市は安土町との合併を検討へ。
9月11日
 竜王町は10月中を目途に参加の是非を検討としたが、最終的には単独町制を選択。
9月21日
 「近江八幡を救う会」近江八幡市立総合医療センターの経営問題について市長から話を聞く第二回市民集会を開催
9月25日
近江八幡市,安土町の2市町で研究会「近江八幡市・安土町まちづくり研究会」設置される。
10月中旬
 高島市安曇川町にて安土城築城を描いた映画「火天の城」の撮影が行われた。
平成20年
(2008年)
10月下旬
安土町の住民グループ「安土大好き!みんなの会」(大林宏代表)が、近江八幡市との合併について住民の意思を問う「合併アンケート」を、町内全戸を対象に実施。「町長の合併の進め方に納得できない。町がやらないのなら、自分達で」と。10月中に全戸配布、10月10日までに投函、12日に賛同4議員の立会下で集計。 
10月30日
西の湖がラムサール条約湿地として拡大登録される。
11月12日
住民団体「安土大好き!みんなの会」が独自に行った合併賛否住民アンケート(ハガキ方式)結果を町に報告。
 配布 3606  回収 1366
 近江八幡との期限内合併に賛成188 反対1164 無効 14
 反対内訳:単独713 八安竜69
 八東安竜103 八東安竜日217 不明62
合併反対が85%を占めたが、津村町長は「調査方法が適切でない」と受け取りを拒否。
 
11月25日
安土町議会、合併調査特別委員会にて、津村町長gあ改めて「合併新法の期限内をめどに近江八幡市との合併を目指すべき」との方針示す。冨士谷市長が記者会見で合併スケジュール案を発表。
12月中に市内8学区で住民説明会、要望あれば住民アンケート実施。
来年1月には(仮称)近江八幡市・安土町合併検討室を設置。
2月上に合併事前協議会を設置し、合併方式、期日、新市名、事務所の位置などを協議。
3月議会で法定協議会設置案提出、H22.03月末までの合併を目指す。
12月議会に合併協議事務費等の追加補正、合併検討特別委員会設置を提案。
11月30日
 近江八幡市総合福祉センターひまわり館の浴室が休止。市の財政苦しく機械更新、修繕やメンテナンスの費用捻出出来ず。
12月16日
安土町の第二回市町合併住民説明会12月16日から翌年2月7日まで全体と自治会単位にて、のべ68会場で開催。(津村町長はこれにて住民理解を得た」と主張したが、多くは怒号飛び交う荒れた会合だった。) 
12月25日
 近江八幡市が、市立総合医療センターのPFI方式での運営契約を解除。違約金20億円。買取り費用に病院事業債118億円の起債を総務省に申請。
平成21年
(2009年)
1月15日
 近江八幡市にて、冨士谷市長らが市内8学区単位で自治会長らに説明会を実施。(1月15-30日) 市長は「安土が頼みに来たから、合併する」と説明。
1月21日
安土町議会第5回合併調査特別委員会 津村町長が冨士谷市長を参考人招致。市財政などについて説明。藤井・西川委員は冒頭退席 
1月22日
「安土大好き・みんなの会」が住民投票条例を求める直接請求の代表者証明書受諾。 
1月25日
午前、於公民館 安土町主催住民説明会にて近江八幡市の冨士谷英正市長が同市政の課題などについて説明した。津村孝司町長は説明会で、住民投票について「間接民主主義が機能しているので、今のところ実施の必要はないと考える」と再々度不要と明言。 
1月25日
午後、於公民館 急ぐな合併!町民大集会
長野県阿智村の岡庭一雄村長と京都大大学院の岡田知弘教授が講演。
合併問う住民投票条例制定を求める署名活動 開始
 
2月22日
合併問う住民投票条例制定を求める署名活動 終了 4015筆 
2月27日
住民団体「安土大好き!みんなの会」が合併の是非を問う住民投票条例を求める署名4199筆を町選管に提出。 
3月1日
準備室「近江八幡市・安土町合併準備室」設置
3月
法定協議会「近江八幡市・安土町合併協議会」設置
3月
配置分合議案 当初9月の予定を6月に前倒し
県議会(6月24日開会)に間に合わせるため。
3月19日
 近江八幡市は、新しい一般廃棄物処理施設の建設候補地を同市新巻町地区から浅小井町に変更したことを発表。既に地元説明、用地買収打診を開始している。
3月20-26日
署名縦覧期間 
3月27日
住民団体「安土大好き!みんなの会」による合併の是非を問う住民投票条例を求める署名、有効4015筆確定。 
平成21年
(2009年)
4月
 冨士谷市長の発言「新市の名前でもめるぐらいなら、合併はご破算だ」
4月9日
第1回 近江八幡市・安土町合併協議会
4月11日
住民投票条例請求受任者集会(公民館) 
4月14日
合併の是非を問う住民投票条例案、津村町長が不要との意見を付けて安土町議会に提出。議会は否決(5対4)。 
4月14日
住民団体「安土大好き!みんなの会」が「急ぐな合併・守ろう安土みんなの会」に改名。津村町長に対する解職請求(リコール)を求める署名活動を開始。 
4月19日
住民団体主催の講演会会場(文芸セミナリヨ)入り口に、津村町長と合併推進派議員が居座り、出席者を威圧。 
4月29日
第2回 近江八幡市・安土町合併協議会
安土町公民館が、住民団体の会合への使用許可を取消。取消理由について公開質問状には回答無し。 
4月30日
安土町が4月30日から5月2日にかけ、新市基本計画案の説明会を2会場延べ4回実施。4回の説明会ののべ出席者は僅か65名。町はこの結果を協議会に報告せず。 
平成21年
(2009年)
5月8日
第3回 近江八幡市・安土町合併協議会 新市名称決められず
5月15日
「みんなの会」が安土町長の解職請求(リコール)を求める署名4209筆を町選管に提出。
 署名期間中、町長自身が電話、戸別訪問で、署名に応じないよう要請していたこと、大野氏(前豊郷町長)が複数回安土町役場を訪れていることが住民団体の調べで判明。
 
5月17日
町長リコール受任者集会 
5月22日
第4回合併協議会で新市名称が「近江八幡市」に決定
5月25日
町議会合併議決日を、6月18日から12日に前倒しすることを検討。県の指導との説明、直後に否定。(最終的に15日に) 
5月26日
選管事務員が委員長に無断で署名者に「お尋ね(呼び出し状)」を発送。27日に一部の町民宅に配達された。 
5月26日
臨時町議会に補正予算として2000人分の呼び出し費用が提案される。 
5月28日
「みんなの会」県庁にて記者会見 
5月28日
住民団体が選管に適正審査を申し入れ。住民団体からの問い合わせに対し、町職員が「豊郷町の事例を参考にした」と回答。 
5月29日
選管が署名者に「照会状」を送付 
5月31日
第5回合併協議会(たった5回で全ての議事終了)。
調印式に嘉田知事が出席。「みんなの会」が会場外で抗議行動。
平成21年
(2009年)
6月1日
選管の呼び出し状、照会状による署名審査手法が全国紙で報道される。 
6月3日
「みんなの会」役場昼休み一言運動。なお前日に役場総務課長が抗議行動阻止のために警察に出動要請したが断られている。 
6月4日
選管が、有効署名3931筆と発表 
6月5日
署名縦覧期間開始(5〜11日) 
6月6日
「みんなの会」安土大好きパレード。安土中心街をデモ行進(約60人)人数をオーバーしていたと警察(橋本刑事)からお叱りを受ける。 
6月9日
午前中、執務中の町長から住民宅に署名取り下げ依頼の電話が入る。 
6月10日
町長による署名取り下げ依頼電話問題が新聞、TVで報道される。「支持者に対する電話だ」という町長説明を、電話を受けた女性が否定「私は町長支持者でも親戚でもない」と。 
6月11日
縦覧期間終了。908件の異議申し立てあり。内890件は町長からの異議。単に「署名の意味を理解せずに署名したと疑われる」という理由で、個別理由は無し。 
6月13日
"「みんなの会」第二回 安土大好きパレード。 安土中心街をデモ行進(約90人)" 
6月14日
住民団体に、町長が戸別訪問して署名取り下げ依頼をしていたとの情報が寄せられる。(6月23日に朝日新聞社会面に掲載。) 
6月15日
安土町議会本会議にて廃置分合(合併)議案が議決された。 
6月15日
反対派議員からの質問に対し、町長は戸別訪問を否定。しかし直後の休憩時間に新聞記者に対しては訪問を認めた。 
6月18日
安土町議会最終日、町長は15日の答弁を取消し、戸別訪問を認めたが取り下げ強要は否定した。  
6月18日
町長以外から提出された18件の異議申立書について、申立本人が知らない間に提出されていたり、戸別訪問で無理矢理署名捺印させられ勝手に異議理由が書き込まれていたことが判明。選管に受理記録もない。 
平成21年
(2009年)
6月22日
ユーラシア21研究所訪問(O.M.)吹浦理事長に国会議員を紹介頂く 
6月23日
安土町選管が908件の異議の内4件を認め、有効署名数3927筆が確定 直接請求成立 
安土の未来を創る会結成(25日記者会見、26日に新聞報道) 
6月24日
安土町長解職本請求を実施。解職住民投票は、町長辞職がなければ8月23日。 
6月28日
安土の未来を創る会結成ビラ配布。「津村町長解職に反対」 
7月6日
"「内野自治会」「みんなの会」県庁前集会。  県議会にて安土町合併議決が当初の予定(9月)から前倒しされた理由を問う県議の質問に対し、県行政側が「電算システム統合の都合」と答弁。" 
7月12日
「みんなの会」が奥村忠俊氏(前出石町長、現豊岡市議)の講演会を開催。合併を推進した前町長を破って当選、合併が進められる中で第三セクターを利用した町作り財源を確保した事例を学ぶ。 
7月15日
県議会にて安土・近江八幡の合併議決
7月16日
       滋賀県の澤田史朗副知事(総務省からの出向、県議会で安土の合併議案に関する質疑が行われた際に、回答に詰まる嘉田知事に答弁を耳打ちをし続けた人物)が退任(安土・近江八幡の合併を手みやげに総務省に戻る)。      
7月31日
総務省告示
平成21年
(2009年)
8月2日
 「みんなの会」が古村一雄氏(元浪岡町長、現青森県議)講演会を開催。青森市との合併を進めた前町長をリコールして出直し選で当選。46日間の任期中に住民投票を実施した事例を学ぶ。 
8月初旬
津村町長 自ら辞職を躊躇(新聞報道) 
8月16日
津村町長解職投票にむけた住民集会 
8月中旬
 後日、この時期に発行された合併推進派のチラシが役場内で編集されていたことが判明。近江八幡市議会議員関係者が、安土町住民に対し、解職投票で反対を投じるよう呼びかけるハガキを投函
8月23日
解職投票
   津村町長解職に賛成 4137票
            反対 2787票
 津村氏は直後の記者会見で「合併をスムーズに運ぶためには、私以外の人間では務まらないと思う」と出直し町長選への意欲を示した。
 
8月30日
衆議院選挙 民主党が過半数、自民→民主に政権交代
9月×日
 後日、合併推進派議員会合に、書記役で町職員が出席していたことが判明。 
9月×日
みんなの会町長候補者内定(非公開) 
9月3日
       WWF世界自然保護基金ジャパンが近江八幡市にて計画中のごみ処理施設が「ラムサール条約登録湿地の西の湖に悪影響が及ぶおそれがある」として建設地変更を求める文書を送付した。       
9月6日
安土塾(合併推進派)が「自治体名に安土を復活させる運動」を開始。9/12読売新聞掲載 
9月9日
 冨士谷市長が2010年3月の市長選出馬を表明。
9月10日
 冨士谷市長が安土城を再建してホテルにする構想案を披露。8月中旬、町内不動産業者発行のチラシ内容と呼応。
平成21年
(2009年)
9月12日
受任者集会 (安土地区) 
9月13日
受任者集会 (老蘇地区) 
9月13日
「みんなの会」候補者選定会議 
9月14日
みんなの会町長候補「大林ひろし」発表 
9/15-16
大林誹謗ビラ(発行人不明)が一般住民宅に配布される。一部地域で合併賛成派議員が配布していたとの目撃証言有り。 
9月18日
津村前町長 出直し町長選への出馬断念。山根後援会長が「大差で破れたリコール投票と同じ結果が出るのではと出馬断念をお願いした」と語る。 
9月19日
現職教育長の木野和也氏が辞職して町長選に立候補することを表明。「前町長が進めた合併路線を引き継ぐ」との考え。 
9月23日
大林誹謗ビラ(配布された物と同じ)が木村候補支持依頼文書と同封されて一部住民宅に郵送されていることが判明。 
9月26日
町長選決起集会。元浪岡町長(青森県議会議員)古村一雄さんの講演 
9月29日
安土町長選告示 
選挙期間
大林候補のポスター破られる(9/30,10/3の二回)奥村展三衆議院議員(民主)が相手候補(事実上自民)応援に来町
平成21年
(2009年)
10月4日
町長選挙投票日
 当選 大林ひろし3643票
     きの和也 2946票
合併反対派町長の誕生
滋賀県知事、東近江市長、日野町長、竜王町長が当選祝にかけつけるが近江八幡関係者は姿を見せず。
10月5日
大林町長 初登庁 
10月5日
中井副町長(滋賀県から出向)辞職 
10月8日
大林町長が「あかコンバス」試験運行中止を発表大林町長・冨士谷市長 初会合
10月11日
安土町民体育大会 開会挨拶で大林町長が「この大会を来年以後も続けることができるようにがんばる」と語る。 
10月18日
「みんなの会」町長選報告集会 
10月19日
第6回 近江八幡市・安土町 合併協議会
 大林町長が「合併反対だが協議には参加」と挨拶
10月23日
安土町臨時議会開催。大林町長が提案した「合併賛否を問う住民投票条例案」は賛成4/反対5にて否決された。 
10月24日
「みんなの会」安土町議会解散請求署名 決起集会 
10月27日
「みんなの会」が安土町議会解散請求署名活動を開始 
11月3日
町民集会 青森県 古村一雄さん講演会 
11月4日
安土町長室にて 古村・大林 対談 
11月7日
議会解散請求署名 中間集計集会近江八幡市議会の合併推進派議員が安土議会解散運動への対策会議を実施
11月16日
議会解散請求署名 法定数(有権者1/3)を超える。 
11月17日
安土町臨時議会開催 大林町長が「合併賛否を問う住民アンケート」費用を提案。賛成4、反対5で否決。  
11月18日
ユーラシア21研究所 吹浦理事長と大林町長会談、大林町長が総務省を訪問湖南市長が滋賀県知事、近江八幡市長、安土町長宛に事態打開をはかるよう抗議文を郵送。
11月24日
安土町議会解散請求署名簿(3852筆)を選挙管理委員会に提出 
平成21年
(2009年)
12月1日
県民要求実現個人請願総行動 
12月4日
安土町12月度議会 大林町長が「住民意向アンケート費用」を提案。反対討論もなく否決 
12月9日
 冨士谷市長が近江八幡市議会で「安土町内で町民向けに合併説明会を行う」と発言。
12月11日
大林町長が冨士谷市長の9日の発言に対し、抗議文を発送。近江八幡市が ゴミ処理施設への屎尿処理施設併設を断念。当分近隣市での委託処分が続くことに
12月14日
選管が、有効署名3693筆と発表。縦覧開始  
12月16日
大林町長が、全国町村長会の山本会長に原口総務大臣との面会仲介を依頼。 
12月18日
安土町12月度議会 合併反対派町議が提案した「自主解散決議」を否決。 
12月21日
縦覧期間終了。6人の議員から総計2086件の異議申し立てあり。
 合併推進派議員発行の折り込みチラシに湖南市長からの抗議文(11月18日郵送)が掲載された。後日、湖南市長の署名が大林町長が受け取った物とは異なることが判明=冨士谷市長宛書面のコピーが合併推進派に渡された証拠。
 
12月22日
 滋賀県知事公室長の深井俊秀氏が、次期近江八幡市長選に出馬すると発表、24日に記者会見
12月23日
安土町主催説明会
 2008年来の合併説明会で示された「近い将来破綻する」という財政シミュレーションが恣意的な内容であったことが行政サイドからはっきりと説明された。
 
12月23日
群馬県(旧)松井田町の合併反対派幹部と会合 
12月26日
「みんなの会」 議会解散署名報告会 開催 
平成22年
(2010年)
1月4日
安土町選管が議会解散署名再審査結果を発表 有効3686筆 直接請求成立 
1月5日
議会解散本請求を実施。議会解散住民投票は、2月14日。 
1月11日
"みんなの会 年始会合 元滋賀県知事公室長の深井俊秀氏と意見交換" 
1月13日
 総務大臣との面会を打診していた大林町長に対し、総務省自治行政課から「面会しない」との返答あり。吹浦理事長経由で原口総務大臣に直接問い合わせたところ、安土町からの打診が大臣に届いていなかったことが判明。大臣から自治行政課に「しかるべき対応を」と指示。 
1月14日
"大林町長が総務省訪問、佐村知子大臣官房審議官と面談、安土町議4人(西川、藤井、日岡、井上)、みんなの会代表らが同席。 「みんなの会」有志、総務省周辺で要請行動" 
1月25日
議会解散投票 出発式 
1月30日
"議会解散投票 決起集会  元浪岡町長(青森県議会議員)古村さんの挨拶  自治体問題研究所 池上洋通氏の講演" 
平成22年
(2010年)
2月6日
安土大好き集会(議会解散街頭演説会) 
2月10日
合併推進派、チラシとキャンディを通行人に配布近江八幡市内に深井(市長選候補予定者)氏中傷の怪文書出回る
2月14日
議会解散住民投票
  議会解散に賛成 3044票
  議会解散に反対 2586票
合併賛成派多数の議会は即日解散
 
2月16日
宮城県柴田町議会の我妻議長、岩波市会議員 大友議員と会合嘉田知事が夏の知事選への出馬を表明
2月17日
 近江八幡市が浅小井に計画していた一般ゴミ処理施設建設を断念(地盤軟弱)
2月19日
安土町がハガキによる住民アンケートを実施 
平成22年
(2010年)
3月4日
住民アンケート結果を公表
  合併に反対 4158 (有効回答の62%)
  合併に賛成 2536
 
3月5日
大林町長 アンケート結果説明に滋賀県庁訪問 
3月6日
みんなの会町議選決起集会。
推薦候補は6名、もう一名の立候補者を模索
新市の職務執行者、冨士谷市長、大林町長互いに譲らず。
3月7日
みんなの会推薦候補7名に 
3月8日
大林町長 アンケート結果説明に総務省訪問 
3月9日
出直し町議選告示 出発式
みんなの会推薦候補 街頭立ち会い演説会
 
3月13日
みんなの会推薦候補 街頭立ち会い演説会 
3月14日
安土町出直し町議会議員選挙(定員10)
 みんなの会推薦候補 6人当選
 合併推進派は4名、合併賛否逆転
  合併反対候補総得票数 3479
  合併賛成候補総得票数 2639
 
3月16日
安土町臨時議会にて「合併停止」を決議 
3月17日
県知事に合併停止議決の報告と合併一時凍結を求める意見書を提出。知事は面会拒否 
3月18日
総務省に合併停止議決の報告と合併一時凍結を求める意見書を提出。総務大臣とは面会できず。
「みんなの会」は総務省周辺でアピール行動
滋賀報知新聞が冨士谷市長が横領で告発されたと報道
3月19日
安土町役場閉庁式
職務執行者裁定を知事に依頼
滋賀報知新聞が報道訂正。告発は受理されず
3月20日
安土町最後の日。
嘉田知事が職務執行者に冨士谷市長を指名
 
3月21日
新・近江八幡市誕生