2009年 6月20日

急 ぐ な 合 併・守 ろ う 安 土 み ん な の 会 通 信  No.33

「一切 行っていない」は大うそ

違法行為を重ねて署名を取り下げさせ
リコール本請求を遅らせ「合併議案」を議決

高齢者を狙い、異議申し出用紙を持って訪問し、署名の取り下げを強要

 津村孝司町長が、「合併議案」を15日の町議会と24日から始まる県議会でも「議決」するために、リコールの本請求を遅らせ数々の違法行為を重ねていること明らかになってきました。高齢者を狙い撃ちの如く訪問して、署名を取り下げさせていたのです。

 以下は、訪問を受けたある女性の話です。
津村孝司町長が、夜8時ごろ自宅に来て、
 「この署名の意味がわかっているのか」
と訊いた。私が、
 「署名の意味はわかっています。自分の意思で署名しました。」
と答えると、町長は、
 「異議申立書に署名してくれるまで帰らない」
  (自分のクビに手刀をあてて首を切るしぐさをしながら)
 「ワシの首を切るのか」
と玄関に居座り、なおも
  「このように書いてほしい」
と名前の書いてある見本を示して署名するように迫ってきた。私は怖くなり、本意でなかったが、仕方なく異議申し立てに署名をした。
理由を勝手に書いて申請

 署名の取り下げの異議申立ては、署名をした本人が理由を書いて申請するものです。この女性は、理由欄には何も書いていないと証言しています。しかし、選挙管理委員会に届けられていた文書には取り下げ理由が書いてありました。用紙を持って帰った町長が自ら、あるいは誰かに命じて書き込んだ、と考えざるを得ません。

 選挙管理委員会には、異議申立書の受付名簿すらありませんでした。だれが持ってきたのかわからない異議申立書が受理され、リコールの本請求がどんどん遅らされています。

こんな非道な事が、公明正大であるべき選挙管理委員会を舞台にまかり通っているのです。

 異議申し出を行うには、 まず、縦覧期間中(〜6月11日まで)に、選挙管理委員会に出向き、「異議申立書」の用紙を受けとり、その用紙に

  日付、住所、氏名、生年月日、
  署名簿番号
  署名番号
  署名者氏名
  異議の申出に係わる処分があったことを知った年月日
  異議の申出の趣旨と理由

を書き込み、捺印して選挙管理委員会に提出します。

 公文書ですから、選挙管理委員会では、提出者が誰であるかを控え、異議申出書に受領印を押して受け取る必要があります。

 署名に対して出された異議申出の総数は908件、その内890件は津村町長自身が異議申立て人になっています。残りは18件、この18件分の異議申立書は、まとめて選挙管理委員会の事務局に置いてあったということです。「みんなの会」代表が、選挙管理委員会の事務局に、異議申立書が提出された状況を尋ねても「知らない」と答えるか、押し黙るかのいずれかとのこと。選挙管理委員会事務局の誰ひとりとして異議申立書が提出された現場に立ち会っていないのです。

 私たちは、異議申し立てをした、とされる方々を訪問してヒアリングしています。異議申立書を自分で選挙管理委員会に取りに行った、という方には一人も出会えていません。中には「異議申立てって何ですか?」と、逆に私たちに問う人もいました。この怪奇な状況の真相はどうなのでしょうか?

15日の議会で否定

 15日の議会では、議員から町長のこの行為は事実か質問され、「絶対していない。」「行ったことは一切ない。」と答弁しながら、直後の新聞記者の質問には、「訪問は事実。議員から趣旨がわからずに署名している人がいるから、と促されて訪問した。取り下げを迫ったわけではないが軽率だった。」答えています。これが合併決議案を議会に提案した町長の姿なのです。

18日の議会では、緊急質問に「訪問した」

 議会最終日の18日、西川与平議員は、15日の町長答弁を踏まえ緊急質問を行いました。町長は、「訪問した事実」を質され、「用紙を持って訪問した」ことを認めましたが、「圧力はかけていない」と言い逃れしています。こんな町長には辞めてもらうしかありません。


みんなの会からのお知らせ へ


急ぐな合併・守ろう安土みんなの会 トップ

急ぐな合併・守ろう安土みんなの会
since 2009.04.01.