2009年 6月21日

急 ぐ な 合 併・守 ろ う 安 土 み ん な の 会 通 信  No.34

町長の異議申し立て分890人は
判例・通達に基づいて有効とすべきです

日岡正光議員の合併議決反対討論

 近江八幡市および安土町の廃置分合につき議決を求めることについて反対討論を行います。

 今回の合併については、民意を確かめずに一方的に近江八幡市長冨士谷英正氏に合併の申し入れを行い、その後に町は住民説明会を開催した。出席者、発言者ともに少なく、発言者の意見を聞いていても否定的な意見が多く、住民の納得を得られているような状況ではなかった。町単独には限界があり、合併をしないと安土町が明日にでも破たんしてしまうかのような資料を作成し、住民を不安におとしいれ、合併が最善の解決策といわんばかりの近江八幡市とのゴリ押し合併を誘導してきた。

 住民グループが実施した近江八幡市と合併することの是非についてのアンケート調査無視、住民投票条例制定請求も否定的な意見を述べて議会提案、議会も賛成少数で否決、住民と合意形成(対話行政)をすすめると言っておきながら、2期目以降は大きく変身した。津村町長個人のうぬぼれと利権が優先独裁的手法になったと言っても過言ではない。

 住民の直接請求で町長解職請求も提出に至るまでの妨害、電話や自宅訪問等を町長本人はもちろん合併推進派の者を使って署名をしないよう働きかけをするなど姑息な手法でリコール不成立を図ろうとしたものの、法定数を大幅に上回る署名数が提出された。

 選挙管理委員会に提出されてからでも審査を厳しくするよう働きかけ、常識では考えられない2000筆以上の審査に要する経費を予算化して、呼び出しや文書による回答を求め、さらに出頭者に手間賃500円を支払うなど全国的に例のないことでマスコミの全国版で報じられた。

 全国の実例から見れば解職請求が出た段階で住民の審査判定結果が出るまでに自発的に町長辞職をはかり、住民に信を問われ出直し選挙に立候補されるケースが通例となっている。津村町長に限っては反省するどころかリコールそのものを否定してでも町長職に居座ると開き直り、家族などを使って署名簿の閲覧、署名した人に署名の取り消しを頼む等、リコール不成立をはかる目的で生き残りのための行動をとっている。賛成の理解を得ていると自信を持っているのなら正々堂々と胸をはって住民の洗礼を受けるべきで、リコールと合併は別だと言ってみたり、摩擦には負けない等、住民を馬鹿にした物の言い方、うぬぼれと自己過大評価、自己中心独善的で相手の気持ちもくみ取らず、痛みを分かち合う精神も全くなし、町を私物化して大胆な言動をする割に気が小さいと思われる。いずれにしても町の行方、将来を期限にとらわれ十分な検証もせず、後戻りすることができない議案だけに、住民の意向に反することになる。

 また、ここで大切なことは、議員は住民代表として住民から選挙によって選ばれたことを忘れず、常に立候補して当選させて頂いたときの初心にかえり、住民の意見に十分耳を傾けて町政に反映、町の発展と住みよい町づくりをめざすことをモットーに活動すべきである。住民のために働かせていただくと約束しておきながら、町当局案に対する軌道修正もできず、何が何でも津村町長や冨士谷市長の言われるままに、住民の意向を無視し、数の力によって押し切ってしまうことは、住民を犠牲にしていく危険極まる行為であり、議会としての真価、議員としての良識が問われることになりますのでそのあたりの事情を十分お含み取り願いたい。

 以上のことを申し添えまして反対討論と致します。


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