2009年 7月15日

急 ぐ な 合 併・守 ろ う 安 土 み ん な の 会 通 信  No.38

リコールは重く受け止めるが「合併議決」は撤回しない。

住民に背を向ける嘉田知事

 7月6日、県会での、森茂樹議員(共産党)の質疑を通じて、「なにがなんでも合併をすすめる」知事のかたくなな姿勢がうきぼりになりました。「合併も正当」「リコールも正当」にもかかわらず、どうして県議会の議決をリコールが確定する9月議会まで延ばすことができないのでしょうか。

 以下に、森県議の質疑内容の要約を示します(「みんなの会」県議会傍聴メモ)。
(森県議)
・知事は安土町長へのリコール署名をどうとらえるか
(嘉田知事)
・法に基づき手続きされたもので町が適切に対応されるものだ。私がコメントする立場にない。
(森県議)
・リコールと合併について知事はどう思われているのか。
(嘉田知事)
・それぞれの法に基づき対処・処理されるものと理解している。
(森県議)
・町長は、署名期間中に戸別訪問し署名をやめるように圧力をかけたり、それを議会で追及されればそんなことしていないと、嘘の答弁を行うなど、リコール署名が成立しないように、あらん限りの抵抗をした。知事はどう考えているか。
(嘉田知事)
・町長の言動は知事として意見をする立場にはない。
(森県議)
・合併議決もリコールもともに地方自治法に基づき正当におこなわれたものということができる。こういった場合、リコールの結果がでるまで、合併の判断をのばすのが当然だと、なぜ知事は考えないのか。
(嘉田知事)
・議会と両市町長が判断をされ、その判断を尊重させていただき、出させていただいたところである。
(森県議)
・合併問題があるからリコールが起こった。リコールと合併は関係あるわけだから、リコールの結論が出るまで待つというのが、政治に信頼をもたらすもとになる。知事はどう思うか。
(嘉田知事)
・リコールについて、重く受け止めさせていただくが、合併は県として、手続きを進めさせていただこうという判断である。
(森県議)
・知事はリコールをようやく重いと認めた。
・住民自治の本旨に照らしても、合併の是非をリコール選挙の結果が出るまで、先送りするというのが、地方自治法第7条で知事にあたえられた権限ではないか。9月になぜ権限行使できないのか。
(嘉田知事)
・住民の福祉や地方自治の本旨に何ら反するものではないと考え、提案させていただいている。
(森県議)
・知事は片方の合併議案が通ったということだけを金科玉条にして、他方で、住民はそれに対して、住民合意ができていないとたたかっている。知事が民主主義の立場に立つのか、その分かれ目は、知事がリコールの決着がつくまで待つということだ。議案の撤回を求める。
(嘉田知事)
・自主的な合併であり議決を尊重し撤回する気はない。
県議会を傍聴して
 森県議の厳しい質問に同じ答弁を繰り返すだけの知事。知事の答弁に詰まるたび、澤田副知事(総務省から滋賀県に出向)が耳元でささやいたり、メモを渡す様子は、異様でした。

 滋賀県民の選挙で選ばれた知事の役割は、滋賀県民の願いを集約して国にぶつけるの本来の役割のはずです。国家機関からの出向者の操り人形のような振る舞いは、私たち滋賀県民の代表者であるべき姿からは、かけ離れたものでした。


7月6日 県庁前の昼休み集会

2009年7月6日 12:10-12:30
 滋賀県庁前にて安土町民有志60名が集結して合併議案撤回を求める集会を開催しました。



JRで駆けつけた面々



こちらは先に到着していた内野地区組。仙波区長を先頭にマイクロバスで参加



集会は、
 ・「急ぐな合併・守ろう安土みんなの会」の大林代表の挨拶
 ・おなじく 白木副代表の挨拶
 ・バスをチャーターして乗り込んだ安土町内野地区の仙波区長の「知事へのメッセージ」
 ・参加者全員による「安土と地方自治の正義を守れ」のシュプレッヒコール、
と続き、最後に
 ・安土町議会の藤井議員の挨拶によって締めくくられました。



 集会中は多くの県職員が足を止めて聞き入り、集会終了後には、挨拶に立った大林代表、仙波区長のインタビューが行われました。集会の様子は、琵琶湖放送、新聞各紙により報道されています。

 


 

集会終了後、報道記者に囲まれる大林代表と仙波区長



何故に、この人物が、ここにいる???


みんなの会からのお知らせ へ


急ぐな合併・守ろう安土みんなの会 トップ

急ぐな合併・守ろう安土みんなの会
since 2009.04.14.